洋梨

30代会社員の女。育児記録や妊娠・出産の記憶の整理、その他仕事のことなどを書いています。

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最近の記事

「良いことよりも悪いことのほうが覚えている」らしいので手帳を買った

テレビでフィギュアスケーターの羽生結弦さんが言ってたんですよ。 「良いことよりも悪いことのほうが覚えているもの(要約)」だって。 五輪の舞台でノーミスの演技をして大歓声を浴びた輝かしい記憶よりも、ひどい演技をした試合のほうが覚えているものなのだそうです。 多くの人が熱狂したあの金メダルの瞬間を、あの羽生結弦さん本人が「意識してないと忘れるから思い出すようにしてる」。 ということは、私のような凡人が感じている日々の些細な喜びなんて、おそらく一瞬で忘却の彼方だよね。 言われてみ

    • いろいろなことが起こりすぎた2021

      もう12月。 いや、毎年言っているけど。今年はとくに、もう12月かーという気持ちになっている。 なにせ、いろいろなことが起こりすぎた。夏ぐらいから。それ以前の記憶がかすむほどに。 まず、母の病気が見つかった。もういい歳なので、病気のひとつやふたつ、というところではある。 が、本人は「覚悟を決める」と言って、家を整理しはじめるほどやばい病気だった。 幸い、そこそこの大手術が必要だったものの、一応は悪いものはとりきれたらしい。 経過観察は必要だけど、覚悟を決めていた母もい

      • 成長を感じる。

        1~2歳ぐらいの幼児なら必ずと言っていいほど某自分の顔を食べさせてくれるヒーローにハマるみたいですが、うちの子はそうでもなく。キャラクターものはあまり好きじゃないのかなぁなどと思っていたのですが、最近になってようやく(?)某青い機関車のアレにハマっています。 というのも、とある知り合いのおじさんから「息子が使っていたものだけど、良かったら」と言って某青い機関車のおもちゃをたくさんいただいたので。 そもそも電車や機関車が好きな息子はそれを床にきれいに並べては寝そべって眺めた

        • 「Simple」で号泣した思い出

          仕事中のBGMとして、某サブスクを利用している。自分の好みをある程度登録しておけば適当に選曲してくれるので、考える必要がなくてとても便利だ。 Mr.Childrenの「Simple」が流れてきてふと思い出したことがある。 2017年の9月に行ったMr.Childrenのライブ。その時のツアーはもともとそこまでディープではないファンである私にとっても神セトリで、一緒に行った夫も、チケットを譲ってくれた友達夫婦も、「最初からクライマックス」だとか「やばい泣く」とか言いながら、

          つかの間の

          世間はお盆休みだったみたいですが、私は普通に仕事でした。夫の会社にはいわゆるお盆の期間に有休を消化しようね、という雰囲気があるようで、保育園のお盆休みに合わせて休暇をとってくれたので、まぁいい機会だしということで、息子を連れて自分の実家に帰ってもらっていました。 そんなわけでつかの間の独身(?)生活を手に入れたわけですが、ひとりきりの自宅のなんと広いことか。リアルにリビングで大の字になってみたりしました。こうして床に転がっていても息子が乗っかってくることもないし、ぺしぺした

          つかの間の

          考えすぎない仕事と育児の両立

          もうちょい若いときは、おそらく他人からみたら大して気にもしないであろうと思われることについて、激しく落ち込むことがありました。今でもあるっちゃあるけど、最近はそういうことあんまりなくなったなー。 多分ですけど、たぶん細かいことまで深く考える余裕(精神的にも肉体的にも)がないんでしょうね。悩むというのは、良くも悪くもそういう時間があるときだけな気がします。 育児をしながら仕事をしているということは、日中は仕事に専念したうえで、子どもを保育園に迎えに行く時間になったら仕事のこ

          考えすぎない仕事と育児の両立

          育児中の私が考えるキャリアについてのあれこれ。

          私はもともと、どちらかというと「バリキャリ」にあこがれていました。バリバリと仕事をこなし、自分の力でお金をもりもり稼ぎ、男性に頼らずに(もしかしたら結婚せずに)生きていくことこそ私の目指す生き方でした。 そんな私がひょんなことから結婚し、子どもをもうけることになるわけですが、結婚と出産はまさに「ひょんなことから」というべき、私の人生には起こりえない(と考えていた)出来事でした。 結婚じたいは、ただ一緒に暮らしているだけという感覚に近かったかもしれません。お互いに興味がない

          育児中の私が考えるキャリアについてのあれこれ。

          息子が尊い話

          思わず口元を手で押さえながら「尊いッ……!」とつぶやいてしまった出来事があったので書きます。今回はただの「息子がかわいい」日記です。 1歳半ぐらいからおままごとのような遊びをし始めた息子。我が家にはまだおままごとセット的なおもちゃはないので、コップがさねのコップをバラしてその中にレゴブロックを盛り付けるなどして食べるふりをしたりしています。 保育園では、ありがたいことに先生たちが手作りした野菜や果物のおもちゃ、おちゃわんやしゃもじなどもあるようなので、そんなものを使ってお

          息子が尊い話

          在宅勤務と育児についてのあれこれ

          コロナ禍において、在宅勤務と育児を同時にこなしていた方は結構いらっしゃるでしょうし、この話題について書かれているネット上の記事も吐いて捨てるほどあると思うのですが、敢えて自分の考えを書いておこうとおもいます。 緊急事態宣言後の私の働き方新型コロナウイルスの流行や緊急事態宣言発令前から、私が勤務している会社では幸いにして在宅勤務をしても良い制度と雰囲気がありました。私は妊娠がわかった頃から週に何日かは在宅勤務をしていましたし、育児休暇から復帰後もそのようにしていました。 私

          在宅勤務と育児についてのあれこれ

          「ゆたかさ」の話

          ※こちらは、「ゆたかさ」にまつわる投稿募集を見て書いてみた記事です。 「ゆたかさ」。ぱっと思いつくのは、お金だったり、趣味だったり、人によって違うと思うけれど、人生の中心に置いている大事な価値観とかでしょうか。 概念の話をしていてもよくわからないので、私にとっての「ゆたかさ」について考えるにあたって、私が大事にしてきたモノ・コトをいくつか挙げつつ考えてみようと思います。 食べること食べることが好きです。そして、「食事をおろそかにすると心が貧しくなる」と思っています。お腹

          「ゆたかさ」の話

          妊娠がわかったときのこと

          「人生何が起こるかわからんな」と思うような出来事が何度かあります。ひとつは「結婚」、そして最も驚くべき出来事が「妊娠・出産」。 以前の記事にも書いた通り、20代のころの私はそこそこいろんなことを拗らせて生きてきており、私はこのまま結婚もしないし、子どももたないだろう、などと疑いもなく思っていました(母もそういうことはあまり望んでいなさそうだし、他の家族にも昔から「あんたと付き合う人は大変」だとさんざん言われてきた)。 ひとりのほうが気楽だ、と強がりでもなく思っていたし、結

          妊娠がわかったときのこと

          卑屈すぎていろいろ拗らせていた私が吹っ切れた話。

          「自己評価」って難しいですよね。仕事に関しても自己評価をさせる会社って結構多いと思いますけど、私の会社でもそうで、毎回自分を評価することに苦労します。過小評価をしてもいけないし、過大評価してもいけない、客観的にみて妥当と思われる自己評価をするのって本当に難しい。 私は、自己評価の低い人間でした。悪い言い方をすると、卑屈でした。 私は平和な一般家庭の末っ子として生まれ、夫婦仲の良い両親と年の離れた兄にめちゃくちゃにかわいがられて育ちました。特に母親は私のことをかわいいねぇか

          卑屈すぎていろいろ拗らせていた私が吹っ切れた話。

          母乳育児の呪い

          強めのタイトルにしてしまったんですが、最近、Twitterのタイムラインに「出産後、周囲に母乳が出ないことをしつこく言われてつらい」的なつぶやきが流れてきたので、ちょっと私の経験をつらつらと書いてみる気になりました。 私、出産したら、誰でも母乳が出ると思っていました。世間には母乳パッドなんてものもあるし、友人からも胸が張ってつらいなどと聞いていたので。誰でもそういうもんなのかなって。 出産翌日に産院で授乳指導なるものを受けたんですが、なんとか息子が吸い付いてくれるところま

          母乳育児の呪い

          息子が見ている世界

          月並みではありますが、子どもの言葉にハッとさせられたり、こんなところにこんなものがあったのか、と気づいたりすることがあります。私って、日々の生活の中でいろんなことを見逃してるんだなぁと。 息子は、2歳になってますます語彙力が増えてきました。もともと、何かをうにゃうにゃと言っているような子どもでしたが、最近はなんとなくそれも言葉になってきて、大人たちに一生懸命何かを伝えようとしてくれています。 新型コロナの流行による緊急事態宣言以降、在宅勤務をしながら家で息子と過ごす生活を

          息子が見ている世界

          漫画を語るほど読んではいないが

          漫画が好きです、と言えるほどたくさんの作品を読んでいるわけでもなく、今まで生きてきて完結まできっちり読んだ作品も少ないのですが、きちんと完結まで読んだものの中で、なおかつ心を揺さぶられた作品を5つ選んでみました。 1.るろうに剣心読み始めた頃はすでにコミックスが全巻出ていて、まとめて一気読みしたような記憶があります。当時の私、司馬遼太郎氏の「燃えよ剣」により幕末歴史オタクとしての第一歩を踏み出したところでした。主人公の剣心はもちろんなのですが、キャラクター(剣心と対峙する強

          漫画を語るほど読んではいないが

          出産のこと

          出産して2年。先日迎えた息子2歳の誕生日、私は出産当日のことを懐かしく思い出していました。1歳の誕生日は「今」に必死すぎて正直あまり感慨というものはなかったけれど(というか、息子が手足口病になり、私も高熱を出し、というさんざんなものでした…この件も機会があれば書きます)、今年は少し子育てに余裕がでてきたということですかね。そんなわけで、記憶が鮮明なうちにいろいろ書き残しておこうと思っている次第です。 出産というと多くの人が想像したり映画やドラマなどで見るのは急にお腹が痛み始

          出産のこと