INFJが解説「MBTI(nco学派)と伊藤貫の3つのP」MBTI

伊藤貫の3つのPとは

Philosophy 哲学
Paradigm 方法論
Policy 現場レベルの個別の対処

で、議論を三段階で分け、今、なにを議論すべきかをし意識したり、常時チェックかけたりするものである。本末転倒にならないように、枝葉末節にこだわりすぎないように、自家撞着に陥らないように。

なお、日本人は一番下の「ポリシーの議論ばっかするのよ。どうでもいい細かい議論ばっか」と伊藤貫は仰る。全くその通りで、日本人はこの「現場レベルの個別の対処」にしか目がいかない場合が多い。例えばこれ

キラ・ヤマト「今、カガリは泣いているんだ」

表層的な綺麗事や感情論に流されやすく、しょーもない詳細なデータや小理屈を振り回して、主客転倒な議論をしがちである。目先のポリコレや売り上げだけが目的であるかのように考え、その奥に、その先にある重要な事項を見落としがちである。

それはMBTIでもいたるところで散見される。

なので、自分のMBTIを3つのPで分析してみた。

フィロソフィーPhilosophy
現象学的視座
自己分析・個性化
他者理解・対人攻略

フィロソフィーは「それをすべきか」または「なにを目的としてすべきか」となる。

ならば、ユング心理学の個性化による自己成長と自己分析がまずあげられる。次に、他者理解に基づく他者理解と他者攻略も目的と化す。

その際、分析とは「分析するまでに得た情報に過ぎない」と意識しておいて重要なのは「常に差延が発生している」と理解しておくことで、分析と現実とのちょうどよい距離感を保てる。これが現象学的視座の必要性だろう。

パラダイムParadigm
MBTI ユング心理学
機能セット ぽやっと指数
トッドの家族論 哲学 社会心理学etc

パラダイムとは「ある種の偏見」=「方法論や手法」のことである。故に、使えるのならば、いかなる手法をも用いてもよいだろう。

少なくとも、「MBTIなんだからMBTIだけで分析すべきだ」という態度はアホでしかない。例えば、「ここにINFJが3人いたが、その後にもう一人見つけた」

INFJ×3+INFJ×1=INFJ×4

となる。今、算数のかけ算を使いましたよね。もし「MBTIの公式の解説書通りに、そこに書いてあることのみで分析すべき」なのだとしたら、「MBTIにおいては「かけ算は用いてはいけない」となる。アホか。

ポリシーPolicy
サンプル至上主義
各心理機能による分析

さっき日本人は「現場レベルの分析や解説が大好きで、それしかできない」と言ったが、はっきり言って「多くのMBTI勢はそれすら間違ったまま語ってる」のである。大いに自重していただきたい。

心理学は、心と行動を研究する学問である。そのアプローチとしては、行動主義のように行動や認知を客観的に観察しようとするものと、一方で、主観的な内面的な経験を理論的な基礎におくものとがある。研究法を質的研究と量的研究とに大別した場合

wikipedia

つまりは、心理学を研究ないし語りたいのならば質的研究と量的研究をしなければならないわけだ。

要するに「サンプル至上主義」こそが正しい態度である。だが、「解説書にあるステレオタイプのモデルをそのまま当てはめたり」、「各機能の解釈を勝手に歪めたり」、「浅い理解のままにわけのわからない解説をしだしたり」といった非常に間抜けなことはするべきではないと思う。

すなわち、ポリシーのレベルでとるべき態度は

現実から帰納して傾向性を取り出す
各心理機能から演繹し仮説を立て検証

以上である。

まあ、面白おかしく語るのは別に否定しない。

だが、「いかにも私はMBTIの専門家でござい」って態度で「以上の2点をやってなかった場合」は「その者の語る内容のほぼ全て」が「それってあなたの感想ですよねbyひろゆき」状態であり、「えーと、嘘言うのやめてくれませんかbyひろゆき」状態になりますよね。

私に罵られたくないのなら、この2点は大いに留意すべきである。まあ、途中から呆れて、軽蔑するだけになるのだが。

以上を持って、MBTI(nco学派)の概要とする。

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