文化祭で女装したINFJの理由「INFJはFiが弱すぎる」
「文化祭で女装をしてナンパされて遊んでいた」と書いたのはこの日記。INFJがなぜこのような行動に出たのか、少し綴っていこうかと思います。私小説風に
動画版はこっち
ちなみに、こんな感じ。「ふつうの軽音部」の藤井彩目って人気投票したら相当上位に来るんじゃないかと踏んでる。
我が校(男子校)には仮装大会みたいな風習があって、有志の者のみ(ゆーて、ほぼ全員参加する)仮装してうろついたりするのだが、自分は本来こーゆーのに参加する気はない。前年の高一時には屋上で寝てたし。
こういう行事に意気揚々と参加する陽キャではないし、かと言って、オタク同士で集まって内輪ネタで盛り上がる陰キャでもなく、「あー、こういうノリダルいわー」って人。この辺は藤井彩目に似てる。
かと言って、INFJあるあるの「陽キャにも陰キャにも居場所がない人」ではなく、「どっちにも居場所があったけど、ダルいから避けてた人」ってのが正解。サッカー部(陽キャ)と美術部(陰キャ)を掛け持ちしてたわけで、居場所自体はないわけではない。が、どっちにも「片方に参加するから、こっちは無理」って嘘をついて、不参加が高一。
帰属意識とかまるでないのはこの頃から明確にあって、この時点というか、人生で同窓会に行ったのは、強制で行かされた小学校の一回こっきり。INFJのドアスラムじゃないけど、一回途切れた人間関係をつなぎ直すのも、懐かしむのも興味ない。
「必要なら学校変わっても付き合ってるじゃん」と、人間関係の断捨離を定期的に行うことで、ドアスラムの衝撃を緩和していく工夫をしていた。
では、なぜ高二になって仮装大会に参加したのか。軽音部に入部したから。きっかけはシンプルで「友達に楽器やってたことがバレて半ば強制参加」。
この流れ、実は美術部と一緒で、高一の最初の課題で、面白がって配色をめちゃくちゃにした原色だけの絵を描いて提出したら、先生に「お前、習ってた?」からの強制入部。
後で聞いたら、この顧問、前衛芸術家の卵だったらしく、アバンギャルドな前衛芸術家のお絵かき教室に通ってた自分、見事捕縛完了。事前に知ってたら、描かなかったよ…
中学までの美術の成績は中の上で能あるじゃないけど、大体の美術の教師はアバンギャルドな作風の絵を描くと低評価してきたから、習慣でつい。
ついでに言うとサッカーも似たようなもんで、球技大会でボランチで攻守のバランス取ってたら、「お前、やってた?」からのスカウトされた…
進学校だったから、慢性的に人数不足になりがちなメジャースポーツの部活あるある。推薦取れそうなマイナースポーツはガチでインターハイクラスなんだけど、そうじゃないメジャースポーツは学校も生徒もテキトーでどこも草なんとか状態。
なので、部活は全部、自分の意志ではなく、他者の意志で入っていたという…なんというINFJのFiの弱さよ…
当時はMBTIやユング心理学など知らなかったので、「まだ、先生や親からの勉強しろって圧よりはマシや。遊ぶいい言い訳ができたわ」くらいにしか思ってなかった。本当にFiが弱い。
本題に戻ると、「なぜ仮装大会に参加したのか」というと「文化祭のライブに出ることになったから」。
前年に「このノリ無理やわー」って言ってた人がライブには出るのに不思議になられる人もいるかも知れないが、一応、試合には出るし、コンテストにも応募するしで、その種の本番的なノリは嫌いではなかった。
というか、子供の頃から百人単位の演奏会に出てたから、慣れてるというか、INFJらしからぬ度胸の良さは子供時代から形成されていたのだろう。まあ、この頃は格ゲーの大会に出まくってたしね。
なので、参加するとなると、客を集めなきゃ虚しいと思い、客引きのアイデアを考えてたら、💡ピコーン
「俺が女装して客引きしたらいいんじゃ」
それから、妹の要らない服を借りて鏡の前で猛研究。「どの格好なら童貞の男子を釣れるか」とか「どういう仕草や表情がより自然か」を家にいる間はずっと研究していた。
そして、懸念の声問題は「恥ずかしがり屋の囁くことしかできない内気な女を演じる」ことで解決。意図を伝える用のチラシも用意。
誰にも知られることなく、「文化祭で女装して客引き作戦」が決行された。
結果は「結成したばかりの下手くそバンド」にしてはかなり成功の部類の「視聴覚室を結構埋める」程度に集まった。
そりゃそうでしょ。「男子校で、内気なクール系のもさかわいい女子?がやるバンドがある」ってなったら興味津々でしょ。なので、先生も数名釣れた。
同級生も結構、騙されて来てて草
初ライブ😉大成功
とここまで書いてて思ったのだが、「なにが悲しくて男子校の高校生が、女子生徒と接点を持てる希少な機会である文化祭で女装してナンパされて遊んでいるのか」という。
普通にナンパしたらって発想がない自分。Niで思いついたら、もう一直線で他の選択肢がなくなってしまうという。思いついた瞬間から「いかにしてドッキリを成功させるか」しか頭になかった。(まあ、そもそもナンパするINFJとかいないと思うけど…)
この辺は、noteの更新頻度に関してもそうで、ピコーンってなったら、他のことを後回しにしてでも、一気に書き上げるわけでして。INFJは内向直観Niの奴隷なんですね。
で、最後に、最低限の校正とばかりに読み直してみても、文章からもFiを感じない。自分の「古き良き思い出」語っているのに、びっくりするくらいに無味乾燥な文章を書いている。ほとんどが社会的合理性と因果関係の解説ばかり。
INFJにアイデンティティはあるのか。
こんなこと書いてる人にアイデンティティとかこだわりとかあるわけないよね。
「個性とは、その人なりの勝ち方である!」
今回の話のオチとして、「仮装大会の審査員が、女装に騙されてライブに来た」ってのがあって、ドッキリ成功の分、ささやかな得点ゲットで、ちっちゃな賞を貰えたのだ。
何事も本気でやると、誰かが評価してくれるものですね😉
審査員「受賞理由は完璧に騙されたことです」
まあ、受賞したせいで晒し者にあって、周知され、来年は多少の変化が必要になったのだが…(懲りもせずに2年連続で女装してるINFJ…そして、再びドッキリ成功するが、まあ、今回と似たようなものなので割愛。髪型と服装を違うジャンルにしただけ)
んで、いまいま思ったのだが、男子校の文化祭でギター担いだ女子高生?がうろついてたら、確かにポイント高いはずで、特に楽器経験者は声かけたくなるはず。
実際、その日だけいつもと違うギターケース担いでたし←中古で買ったギターでボロボロだったから買い替えただけなんだが、それがカモフラージュになってた模様。
しかし、Fiが弱い。
これで精神病とか統合失調症にならないのが不思議なくらいに、Fiが弱い。
まあ、これがINFJなのである。