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【卒隊インタビュー】【2021/09/30卒隊】近藤洋平(こんどう・ようへい)湖南市で協力隊として活動してみてどうでした?卒隊後は?

2021/09/30日に3年間の活動を終えて、卒隊した近藤洋平さん。
活動中のことや、今後のことをお伺いしました。
卒隊後も、湖南市でアーティストとして、宿の管理者として、事業を継続するとのこと。
引き続き、NCL湖南メンバーとしても、活動中に得た知見を活かして、新たな事業を生み出すべく、協業体制を取っていくことになりました。

  インタビュアー: Chief Coordinator MitsudaMiho


――3年間の活動はどうでしたか?


近藤洋平:いろんなことが経験できたし、やろうと思っていたことが「まるとしかく」として、カタチに出来たのがうれしい。
地域のひとや、同じ湖南市の地域おこし協力隊(以下、協力隊)が協力してくれたからここまでこれたと思っています。
コーディネーターもいてくれたので、自身の事業に集中することが出来たし、どうしても一人で進めないときはサポートをお願いできたので、走り続けることが出来ました。

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本当に、協力隊の3年間は、地域の方や協力隊、関係者の方に感謝の思いしかないです。

インタビュアー:アーティストとしての実績作りのために、積極的に展覧会への出品を続けていると聞きました。

近藤洋平:はい。
イタリアの展覧会では、彫刻とインスタレーションの部門で選ばれました。残念ながら、コロナの影響で自分で会場に作品を設営できなかったですが、現地のスタッフに設営した形で海外の方に見てもらえました。
間近では、岐阜の「小さい家」という金華地区の建物をリノベーションした現代アートのギャラリーでの展示も予定しています。(2021/10/10現在)
今後も、アーティストとしての認知度をあげるために、展覧会やギャラリーへの出展を続けていきたいです。

インタビュアー:この秋は、市内で作品の展示を見ることも出来るようになるとか?

近藤洋平:期間限定ですが、湖南市の湖南三山のひとつ長寿寺で展示をすることになりました。長寿寺の内部でではないですが。少しでも、地域を盛り上げることになればと思っています。市内の方にも、この機会に、ぜひ、紅葉の中、楽しんでもらえたら嬉しいです。

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インタビュアー:ずっとアトリエを探していましたよね?木工房青樹さんのお隣の倉庫を工房として借りられたとか?

近藤洋平:はい。空間自体が作品の一部のことも多いので、大型の作品をつくるときに、そこそこ広い場所が必要でしたので、ずっと、探していたんです。湖南市内の木工房青樹さんの工房に隣接する建物をお借りすることが出来ました。
作品の販売も始めたんですが、木の枠を使っているものは青樹さんとコラボしています。

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インタビュアー:空間を仕切るものを作っている感じですか?

近藤洋平:空間を仕切るというか、むしろ、「つなげる」という視点になります。人や風景や空間が混じり合う様を表現しています。

インタビュアー:なるほど。作品は、どのように販売を始めたんですか?

近藤洋平:主にネットで販売しています。BASE、アート作品向けの販売サイトArtStickerGallery PARC。他には高島屋のふるさと納税に出品を進めていて、12月から取扱を予定しています。


――卒隊後の暮らしは?


近藤洋平:卒隊後も、地域での生業を続けます。
コロナでここまで移動が制限されるとは思わず、海外のハイクラスな人たちをターゲットにした宿泊事業は目標の収益を達成できていない状況です。
ですが、カフェの部分では徐々に売り上げを伸ばしています。それに、どこにもない空間で出店したいという遠方の人が、わざわざ泊まって「まるとしかくを体感してから」主催者として出店してくれるように。
仲間も増えて、出店者が増えつつあるので、出店者向けの宿泊サービスの利用を、まだまだ、増やしていけると思います。
ただ、もう少し目標に届くには時間がかかると思うので、宿泊業、アート作品の販売以外の得意を活かした生業も受けていきたいと思っています。

協力隊の3年間は作品作りから空き家のまるごとDIYを経験できたし、何かを一からコツコツ作るのは楽しいということに、改めて気づきました。
ですので、もうひとつの生業として「ものづくり」を仕事に出来たらと、調整をしています。

インタビュアー:着任時は、まさか、ここまで人の移動が制限されるとは想像が難しかったけど、まるとしかくは、本当に他にない、尖ったハコなので、どんどん面白いことを仕掛けて欲しいし、きっと、まるとしかくのファンはまだまだ増えると思います。
洋平さんはセンスもあるし、壁から天井まで、ほぼほぼ一人で作り上げた根性と頑張りには本当にびっくりしたし、感動すらしました。
卒隊したから、もう仲間ではないということはないので、洋平さんが地域でもっともっと自分らしい生業をしながら、生きていくことを応援できたらと思っています。

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近藤洋平:ありがとうございます。

インタビュアー:こちらこそ、ありがとうございました!これからも、よろしくお願いします!



Profile


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1984 岐阜県生まれ
2007 姫路工業大学環境人間学部 卒業
2009 武蔵野美術大学大学院造形研究科デザイン専攻建築コース 修了
2019 湖南市の地域おこし協力隊に着任
2021 湖南市の地域おこし協力隊を卒隊
素材や空間の特徴を読み解き、その場所にゆらぎを生み出す作品を制作している。

特性/役割

アート、DIY、体に優しい空間づくり、造園、ものづくり、アートを取り入れた空間デザインの提案、

空き家1件まるごと、お風呂の基礎工事から2階の天井、外壁の総漆喰塗りと改修の大部分を経験。
大学時代の建築科で学んだ知識を活かして実際の改修もこなし、アーティストとしての感性で、長く空き家だった家を素敵な空間に変えました。

・空き家の改修・DIY
・アート空間の企画と運用
・アーティスト・イン・レジデンスの提案とアーティストの誘致
など

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お問合せについて

各種ご依頼、取材などは下記までご連絡をお願いします。

Mail: mail@yohei-kondo.com
Tel: 080-7285-0067

Web: Yohei Kondo | 近藤 洋平
Shop: Yohei Kondo Online Store
Facebook:https://www.facebook.com/yohei.kondo.50




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(一社)Next Commons Lab湖南 Chief Coordinator note

「チームで働くって楽しい」が仕事を動かす。を使命に、事業創出や人材育成、チームビルディングに取り組んでいます。チームと共に働き、チームに貢献することを通して幸せを感じるひとを増やすために出来ることを発信し続けています。
ライティングはまだまだ修行中。自身が感じる空気感や感情を、そのまま、自分の言葉で届けることを大事にしています。「言葉で伝える」新しい修行にワクワクしています。でも、苦手だったから、ひとつひとつに”超絶”時間が掛かってます。

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Miho Mitsuda●1976年滋賀県生まれ。滋賀県大津市で育つ。ボランティアで動物保護活動を継続的に行っている。学校卒業後、シートベルトの製造会社で生産管理とシステム管理を担当。複合機のプログラムを開発するIT企業で、品質管理をする部署やプロセス支援チームの立ち上げ等のチームビルディングを経験。企業時代は30人規模の管理職も務める。その後、交通事故専門の行政書士事務所に勤務。2014年に独立し、フリーランスで一般事務代行や評価チームのマネジメント、新規事業モデルづくりを請け負う。2018年4月からNCL湖南事務局のチーフコーディネーターに着任し、地域性を活かした事業創出にむけて基盤づくりを進めています。

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