研ぎ石で包丁を研ぐ
こんにちは。
最近の初体験、何かありますか?
わたしは最近、はじめて包丁を研ぎ石で研ぎました。
包丁が切れにくいなぁと感じながらも、そのままずっと使い続けていました(^^;)
包丁が切れにくくなったとき、思い浮かぶのは今まで実家で見てきた包丁の簡易研ぎ器たち。
まあ切れるようになったかな、という感じで、これで切れるようになった!と満足したことがないのです。
そして、また新しい研ぎ器が導入されて同じことが起こる、というパターン。
簡易研ぎ器は買いたくない。
その一方で、包丁に関してもう一つ思い浮かんでくるものがあります。
以前、友人に教えてもらって読んだ「みをつくし料理帖」という高田郁さんの小説です。包丁の手入れを欠かさない主人公、澪の姿が思い浮かびます。
時代小説で、しかも主人公の女性は料理人なので、もちろん研ぎ石を使っています。
最近、暮らしを楽しむことや、長くずっと使えるもの、に惹かれることもあり、研ぎ石を使ってみようとなりました。
説明書がついているのでその通りになってみるのですが、書かれていない部分、力加減や反対側をやるときの包丁の置き方、動かす速さや、程度、範囲、先の方はやりにくいけど?のような疑問がいろいろ浮かんできます。
こうなると、難しい、と感じてしまうのですが、いまはYouTubeがあるのでとても便利です。
いくつか見てからふたたび挑戦。
お決まりの、トマトで切れ味を試すと、ちゃんと切れるようになっていました♪
切れ味が変わると、まな板との関係もちょっと変わる感じがします。
今まで力で押し込んでいたところが必要なくなる感じです。
玉ねぎはいつもより薄く切れるようになりますし、にんじんの切り口もシャープです。
包丁を研いでるときは集中するので、研いでいる音と感触で気持ちが落ち着く感じがします。(みをつくし料理帖の澪になった気分になれます。)
そして包丁への愛情も変わります。私は包丁を使った後は洗いカゴに置いて自然乾燥。これは本当はよくないんですよね。
研いでからは、ちゃんと拭いてしまいたくなりました。
研ぎ石のおかげで、包丁も、今あるものをずっと使い続けていけそうな気がしています。