感情に左右されていた意志力
こんばんは。
今日も、私がいまAudibleで聞いている、この本からピックアップして書きたいと思います。
「ぼくたちは習慣で、できている。」佐々木 典士(ふみお)著
(この本について、先日書いたnote👉 1.習慣にしたいもの 2.コインを投げない)
ものすご〜く共感できる、著者のエピソードが紹介されていました。
ジムで運動した帰りは、お腹も減って意志力も消耗しているはずだが、僕はそういう時にスーパーに寄っても不健康な食品に手は伸びない。
逆に、不健康な食品に手を出すのは、今日こそはジムに行かねばと思っていたのに、うだうだして行けなかった日だ。
うだうだしてしまった日に限って、さらに自暴自棄みたいになってしまう感じ。
私の場合だと、ストレスや疲れが溜まっているとき、衝動買いをしたり、生活が乱れたりすることを、何回も何回も体験しているんですけど、そんな時に限って、散歩や気分転換するための行動ができません。
仕事があんまり進まなかったり、だらけた日に限って、この日のうちに書いたほうが断然ラクなはずの日報を、今日はいいや、と次の日に回してしまいます。
このやるべきことをやらなかった後悔や、自分が習慣にしたいことを達成できなかった時の自己否定感など、マイナスな感情が、何かいい行動を起こそう、という意志力を失わせるというお話。
意志力が回復したり失われたりすることを、感情を視点に見ていて、なるほど、と思いました。
マラソンでしんどくなったときに、沿道の応援やハイタッチで「もうちょっと頑張ろう」と思えるのは、うれしい気持ちになって意志力が回復するから。
マラソンをされる著者のこの説明を聞いて、しんどいのになぜかうれしくて頑張れちゃう感じが、全く走らない私にも理解できて、これは昔の幼稚園か小学校のマラソン大会の記憶だったりするのか、とちょっと思ってしまいました。
ストレスを受けると分泌が減ってしまう、セロトニンという物質(幸せホルモンと呼ばれたりしていますね)を使った実験も紹介されてます。
セロトニンがうまく働いていない状態(自己否定感や不安がある状態)だと、目先の報酬を取ろうとし、セロトニンが多い状態だと、将来の報酬を待てることができる、という結果があるそうです。
やったほうがいいと分かっている将来の報酬を選択できなかったのは、感情が損なわれているからだと考えると、ものすごく納得です。
コンビニ弁当を食べたときに、料理したものを食べたときに比べて何となく物悲しく感じるのは、自分で自分を丁重に扱えていないと感じるからではないか、という筆者の考えも、自分の感覚とマッチしました。
自分をケアして「自分の気持ちが上がることをする」ことの大切さを師匠(根本裕幸氏)がいろんなところで発信してくれていることとも私の中で繋がります。
この本は習慣化をテーマにしているので、この感情を上げることにフォーカスするのではなく、感情に関係なく無意識にする行為=習慣にしてしまう、ことを目指しています。
また、面白いと思ったところを紹介できればと思います♪