子育て#12息子の事~お絵かき教室~
皆様新しい年になりました。
今年が良い年になると良いですね。
これからもどうぞよろしくお願いいたしします。
年末に息子が帰って来ていた。
2泊して31日の夕方帰った。
あっという間だったけれど会えただけでとてもとても…嬉しかった。
社会人となって数年、忙しいながらも少しずつ余裕も出来てきたのかもしれない。
しかし秋に部所異動があり、今回の部所ではこれから春過ぎまでとても忙しくなり、休み返上になるから覚悟するようにと先輩に言われたらしい。今年は頑張らないといけないようだ。
帰省の今回の目的はずっとずっとお世話になっていた、お絵かき教室の恩師に会う為。仲間の皆でご自宅に伺い、夕食を頂いたそうだ。
小学校に入学するとすぐに仲の良い友達が出来、その男の子とは学校でも、学校が終わってからもよく遊んでいた。
その男の子は幼稚園在園中に終園後園内、外でお絵かき教室、公文、スイミングなどなど沢山の習い事をしていたらしいが小学校に入学しても続けていたようだ。
その男の子に誘われたのだろう、息子がある日『お絵かき教室見に行ってもいい?』と尋ねてきた。
勿論習い事など通った事もない息子が行きたいならばと、仲の良いあの男の子とならば安心だからと…すぐに見学に行く事になった。
ありがたい事にその男の子のお母さんが学校帰りに車で10分程度離れたその男の子の通っていた幼稚園に連れていってくれた。
ただ、通いたいと希望しても幼稚園の卒園生でも無い息子が、園内の習い事に通うには色々制約があり難しかった。
先生とその男の子のお母さんとで相談して下さり、公民館にてお絵かき教室を開いてみる事になって、すぐに公民館にて開講する事となった。
それからは雨の日も風の日も仲良く学校帰りに毎週欠かさず通っていた。きっとその様子が楽しそうだったのだろう。
1人、2人とお絵かき教室へ通う同級生の仲間も増えていった。
最初は息子達同級生数名と幼稚園生の合計6~7人だったのだが、公民館という事もあり、少しずつ増えて下は幼稚園生から上は年配のかたまでの15~16名の賑やかな教室となっていった。
お月謝を払いに月に1度は私もお絵かき教室の先生にお会いして様子を伺ったり書いた作品を見せてもらったりした。
先生がおっしゃるには、息子は大胆で遊び心があってとても良いらしい。
友達である男の子は緻密で繊細で綺麗な絵がかける。だからこそもっと大胆で遊び心があると良いのだけれどと優しい目で話して下さっていた。
確かにお友達の男の子の絵は小学校1年にして模写が完璧に出来ている。
それは大人が書いたのかと思う程上手だった。息子のとは大違い。
息子は形状はなんとか何を書いたか分かる程度、しかし色鮮やかだったり、想像上の生物や恐竜、小さな人があちこちで遊んでいたり、背景に小さな点々やら丸やらが飛びはねていた。
二人を見ていると、全く違う頭脳の持ち主で互いに刺激し、尊重しあっているようだったのかもしれない。
息子は、主人が事故にあったり病気になったり死を覚悟しなければならないような辛い時期を親に甘える事をせずにきっと過ごしてきた。
そんな私の家庭が機能不全に陥った2年程の間辛い気持ちをお絵かき教室で沈めていたのだろう。
その間真っ黒に塗りつぶした絵をよく書いていた。どれだけ助けて頂いたのだろうか。
息子を大きな愛で包んで下さっていた先生。
本当に感謝しかない。
主人が手術と新薬によって元気になるまで、そして笑い声が聞こえてくる日常が戻るにはかなりの年月がかかったが、その間休まず通いいつの間にか大作を描ける様に。
普通の画用紙に書いているのだが次第に隣に一枚足し、上に一枚足し、更にまた足していく。
最初から大作を書くのではなく継ぎ足して行くやり方に感心しながら見せてもらうとある年は計6枚の畳一畳ほどある作品ができていた。
毎年他の教室の生徒さんと合同展示会で作品を展示してくださるのだが、自慢の生徒になったようだった。
時には動物園に繰り出して写生会を開いてくださったり、クリスマス会なども。
楽しい思い出が沢山詰まったお絵かき教室だった。
息子は中学、高校で部活は美術部に入っていたが、時々公民館ですごしていたようだった。
進学で地元を離れるとなかなか接点が無くなってしまう。ましてや就職してしまった息子達。そしてコロナの流行。
今回久しぶりに運良くお絵かき教室の仲間が皆集まれたらしい。
先生はきっと喜んで下さった事だろう。
なんと息子から聞いたところによると先生は80歳を越えていらっしゃるというではないか。
帰宅したのは夜中の1時過ぎ、先生が「もう少し話したい」とおっしゃって長居をしたそうだ。
約20年近くご縁があり、息子達も慕っている。素晴らしいご縁。
先生ありがとうございます。
そして仲良くなってくれた仲間達、本当にありがとうございます。
素晴らしいご縁に改めて感謝します。
私も救われていました。
息子が穏やかでいられて本当に良かったと思っています。
息子よ、立派に成長してくれてありがとう。これからもどうぞよろしく。
今年が幸せな1年になる事を心から祈っている。
読んで下さってありがとうございます
今日も明日も良い事がありますように
(チェリーセージ)