【史】海図を調べてみる/地図も読み物だから(13)
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この記事は、Podcast「にゃおのリテラシーを考えるラジオ」の2023年1月21日配信の書き起こしです。
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にゃおのリテラシーを考えるラジオ
読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書と IT 時代の読み書き、そろばんを中心に様々な話をしています。
今回のタイトルは、
【史】海図を調べてみる/地図も読み物だから(13)
です。
土曜日は地図を読む話をしています。
海図の機能
地図の一種として海図を挙げることができます。
海図は僕たちがよく触れる地図とは、かなり違ったイメージのものです。
一番違って感じるのは、その成立かもしれません。
僕たちが地図といってイメージするのは、極論すれば、自分が歩くことを前提とするものです。
自動車や電車も、人の拡張機能的なものと考えれば同じことですね。
海図はちょっと違うんですね。それは行動する範囲のスケールが大きいということです。
海はむちゃくちゃ広いし、その向こうには知らない土地があり、人々が住んでいます。海を越えてそれらの土地に向かうには、陸地をたどるのとは全く違う情報が必要となります。
例えば海を越えていくためにはそれなりの大きさの船が必要で、船の安全を確保するためには、海の深さを知る必要があります。広い海の上では自分の位置や進む方向を見極めるのが至難の業となります。海図には、それらの航海に必要な情報が書かれています。
さらに、全く文化的な背景の異なる人々と接触することになるため、場合によっては 安全保障上の機密事項を含むことにもなるわけです。
地図には大かれ少なかれそういう軍事的側面があるわけですが、海図にはそういう歴史的背景が色濃く残されています。
英国の影響力を知る
今回、海図のことを調べていて、JP海図というものがあるのを知りました。
これがなかなか興味深いのです。
この海図は、日本の海上保安庁海洋情報部と英国水路部との共同刊行になっています。
海上保安庁と、英国水路部の2つの紋章が印刷されているんです。
世界をまたにかける海洋国家である大英帝国の影響力は、海の世界ではまだまだ大きいのでしょう。
日本の海図は日本だけのものではないのですね。
歴史のロマンを感じませんか?
僕はまだ海図を手に入れていないので、 いずれ何枚か手に入れてみたいと思っています。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。
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