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全ての AI動画制作者必見「 hailuoAI 生成動画はiMovieで尺が短くなる?」6秒に足りない謎? 11/8 更新


発端

hailuoai Minimax で生成した動画は 「6秒」です。
しかし、iMovieへ持って行くと「5.6秒」で表示されます。
実際に「5.6秒」の尺しかなく、10個繋いでも4秒不足して60秒にはなりません。

25FPS

iPhoneにて調べてみたところ、hailuoai Minimax 生成動画のフレームレートは、、、
25FPSでした。

なんで?

FPSとは

FPSとは「Frames Per Second」の略です。
動画を1秒間に何枚で描くかです。

動画の原理はパラパラ漫画でして、
1秒間に教科書の何ページ使うかって事です📖️(おい)

枚数が多いほど動きが滑らかになります。

業界のFPS

映画は 24FPS

日本のテレビは特殊で 29.97FPS です。

なんで30FPSじゃないの?

それは、ブラウン管テレビ(NTSC)のなごりです。
ブラウン管テレビは周波数の関係で、 ピッタリ30FPSに出来なかったので、 半端な数字になってます。

しかし、29.97と小数点は動画では不可能なので、一定間隔で画を2枚抜く荒技(ドロップフレームと言います)を使ってます。

うるう年、の逆版みたいな考え方です。

ちなみに昔CG動画は30FPSで作って、 30FPSで納品してました。
ピデオに収録するときに29.97に収録出来るのですが、ごま撮りなのでそれだと尺が合わなくなるんですね。

じゃあ、
映画24FPSを
日本のテレビ29.97FPSで放映するときどうしてるの?

足りない6枚をムリクリ加工して作り出しています。

AI動画をテレビ納品考えてる場合は、FPSも意識しておいた方が良いです。

iMovieの謎解き①

これは推測です。

映画やアニメーションは 24FPSなので、「hailuoai Minimax」の内部では、24FPSで1枚1枚の画像を生成していると考えられます。

6秒分ですから

24 × 6 = 144 枚

動画にエンコードする時に25FPSを指定しているのかなと。

そうしますと

144÷25=5.76

5.6秒にはなりませんが、おそらく原因はこのあたりかと。

ちなみに、25FPSを使うのはPALと呼ばれるテレビ方式です。
昔の日本のブラウン管テレビはNTSCです。

中国のテレビはPAL圏なので、25FPSにしているのではないかなと。

PAL動画をNTSC動画に変換するには専用のシステムが必要です。

iMovieは、そこまでマニアックな作りではないから、誤差が生じるのかなという推測です。

iMovieの謎解き②

実は25FPSはレンダリングもエンコードも設計通りで正しいと仮定します。

計算しますと。

25×5.6 = 140 枚

レンダリングを140枚で止めている?
仮に6秒目指すなら、

25×6 = 150 枚 

150と言う数字に難しそうな要素を感じません。
これが147とか端数が出来るなら、7を消して140にした、とか考えられますが、150は丁度いいと思います。

するとなぜに、5.6秒と、秒数を半端に設計したのだろうと言う謎が残ります。

現時点では謎解き①の可能性が高いと考えています。

CapCutでの謎解き③ 11/8 追加

CapCutは1秒30フレームで扱っている事が判りました。
CapCutに乗せたところ、5秒20フレームと表示されました。

30×6 = 180 枚 (一般的な日本のビデオ)
25×6 = 150 枚 ( Hailuo など PAL )
24×6 = 144 枚 ( Luma など 映画 )

5秒20フレーム
30FPS = 170 枚
25FPS = 145 枚
24FPS = 140 枚

25FPSなのに、24FPSだと誤解して、145枚しかレンダリングしていないと考えられます。

この145枚が、30FPSに対して1対1でエンコードされていると考えられます。

正しくは、
25FPSで150枚レンダリングする。
30FPSに対して差分調整してエンコード出来る様な設定にする。
だと考えます。

1枚は30FPSへ変換する時の誤差と考えられます。

参考リンク

hailuoai Minimax 最新作

せっかくですのでAI映画の最新作『MIRROR』予告編をお楽しみください。


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