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保育士の資格にプラスα ~絵本専門士~
チャイルドケアプラス代表 絵本専門士のトミーです。プラスαの資格を考えるという内容でのコラムは絵本専門士からスタートです。
長く保育に携わる中で、保育の学びだけでいいのかな?もっと違った角度から自分の保育を支える何かが欲しい。そう思ったことはありませんか?数ある講座の中から私は「絵本専門士」という資格に出会いました。絵本専門士とはどういう資格なのでしょう?
絵本専門士は2023年国立青少年教育振興機構が「子供たちの健やかな成長を促す絵本の可能性やその活用法を、学校や家庭のみならず地域社会全般に普及」「読書推進に携わる絵本の専門家」を養成することを目的として創設された制度です。
受講資格の要件があり経験年数や保有資格の有無など細かく決められています。そして2回の選考の後受講が決定されます。講座は30コマ(1コマ90分から120分)の受講(コロナ禍以外は全て対面)が必須で出席と成績共に8割以上の習得となっています。講座はとても魅力的な上専門的です。絵本専門士のサイトで講座内容と講師陣が公開されているのでぜひご覧ください。
受講資格は
●子供や絵本に関連する資格を有する者
→ここに保育士資格や幼稚園資格が含まれます。
●絵本に関わる実務について、原則として3年以上の経験を有する者
→保育園、幼稚園での実務経験以外に絵本の販売や図書館司書での経験、絵本の編集等の経験も含まれます。
●絵本に関わる活動に携わり、原則として3年以上の経験を有する者
→読み聞かせやワークショップの経験が含まれます。
●絵本学や児童文学、美術について研究実績を有する者
→大学の先生たちや大学院等で研究実績が含まれます。
保育士や幼稚園教諭の資格や保育経験があれば受講資格はクリアです。
私は保育現場で毎日子どもたちに絵本を読んでいるから、この資格を取ってさらにパワーアップするぞ!
と受けたところで2度も落ちてしまい3度目は「今後絵本専門士としてどのような展望があり、実際に何をしていきたいのか」を真剣に考え書類の作成をしたところ運良く受講生になることができました。
受講してみて、絵本を深く理解をし専門的なことを学ぶ中で自分との向き合いが多く、その向き合いこそ保育にも繋がる。そして学びの機会が得られたことで保育以外の分野での視野が広がった、そう強く感じることができました。
次回は実際のエントリーについてのお話です。
国立青少年教育振興機構 絵本専門士
https://www.niye.go.jp/services/ehon.html
チャイルドケアプラス公式ライン
https://lin.ee/vEmrKiy