絵が苦手でも大丈夫!一緒に育つ絵の時間
絵が苦手な保育士さんへ - あなたの想いが子どもに届いています
「絵は得意ですか?」と講演で聞くと、約1割の方が手を挙げます。一方、「絵が苦手ですか?」には7割の方が手を挙げます。
多くの保育士さんが「絵が苦手」と感じているのですね。
でも、安心してください。絵が得意で「教える」「見本を描く」ことは
むしろマイナスの場合があります。
大切なのは「子どもたちの表現に耳を傾け、寄り添う心」なのです。
絵の描き方を教えるのではなく、体験を伝え合うことが大切です。
幼い絵でも、今の子どものすべてを受け止めることから
信頼関係の一歩が始まります。
私自身も、長年絵に苦手意識を持っていました。
でも、子どもたちの絵を「聴く」ことは大好きでした。
絵の中に豊かなお話があるからです。私が担当した子どもたちも、
自然と絵を描くことを楽しみ、自分の表現に自信を持てるようになりました。
◎具体的な一歩を踏み出すために、まず基本に立ち返りましょう
絵の発達の道筋を知る
発達に応じたことばがけを学ぶ
様々な画材の特徴を知る
◎次に、子どもたちと一緒に学びましょう:
わくわく楽しい体験をする
絵本や図鑑、お友だちの絵を一緒に観察する
「楽しかったこと描こうか?」と体験を思い出す。
◎そして、プロセスを大切にしましょう:
完成品の出来栄えだけでなく、描く過程での気づきや喜びを共有する
子どもたちの「できた!」という瞬間に共感する
小さな進歩を認め合う
「絵が苦手だからこそ、子どもと同じ目線で『一緒に学ぼう』という姿勢でいられる」。まさに、子どもたちとともに成長していける貴重な機会なのです。
どうか、ありのままの自分で、心から子どもたちと向き合ってください。
あなたの姿勢と深い愛情が、必ず素敵な保育を創り出していくはずです。
今日も、子どもたちの豊かな表現の世界を一緒に楽しみましょう。
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