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衰えを感じる理由とは

そもそも老化って何?

多くの方が年齢とともに衰えを感じます。
姿勢は共通して、背中が曲がりやすくなって、脚は開きやすくなります。

そもそも老化っていうのは何を指しているんでしょうか?

老化とは、生物学的には時間の経過とともに生物の個体に起こる変化。その中でも特に生物が死に至るまでの間に起こる機能低下やその過程を指す。

とWikipediaでは書かれています。

しかし同じ年齢でもシャキっとしている人もいれば、年下の方でも老化を感じている人がいます。年齢がイコールでないとすると、老化が具体的に何を指しているかがわからなければ、対策ができません。

老化とはブレーキ要素のこと

そこでわたしは、老化を《ブレーキ要素の有無と割合》と仮説を立てました。ここでいうブレーキ要素は、(身体の)「力み、こり、こわばり」などを指します。

赤ちゃんや子どもは身体や動きは柔らかく、ブレーキ要素はほとんどありません。しかし大人になるにつれて運動量は減り、仕事上の特定の動きが中心となり、ブレーキ要素は増えていきます。

そして動くたびに、「痛ててて」、「よっこいしょ」というようなかけ声が必要になってきます。

ブレーキ要素が増して動かなくなったのか、動かなくなったからブレーキ要素が増したのかは人によって違いますが、年齢とともに多くの方のブレーキ要素が増すのは事実です。

そして動くときにもブレーキ要素が働いているため、アクセルを踏みながら、(無意識に)ブレーキも同時に踏んでしまっているというような状態になります。そうすると全盛期と比べても疲れやすくなったり、故障しやすくなるというのも納得がいきます。

ブレーキ要素を外すと年齢に関係なく変化する

ということは、このブレーキ要素を外すことができれば、年齢に関係なく習得しやすくなったり、深めたりすることができます。

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こちらの写真は、80代女性のビフォー(左)アフター(右)の様子です。

30分間ほど、身体のブレーキ要素を外すアプローチをしたところ、元々膝に手をついて立つのがやっとの状態から、軽々と立てるようになりました。

この時に行ったアプローチは、トップアスリートに対して行う時と全く同じです。こうやってアスリートと高齢者の両方に共通することが、年齢や能力に左右されず、生涯深めていくことができるものだと思います。

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