目を使うと鍛えられる?悪くなる?
今回は目についてです。
『目が悪くなる』といいますが、本来は使えば使うほど鍛えられていくと思います。
それなのに目は使いすぎて悪くなったと言われることが多いです。
果たして、本当に目が悪くなったのでしょうか?
わたしは目の専門家ではありません。でも専門家じゃないからこその仮説が浮かびます。
身体は使いすぎるとバランスが悪くなる
身体の場合、ある部分だけを使いすぎるとバランスが悪くなります。
人間の動きは、上下・左右・ねじり・開閉・前後の組み合わせというお話を以前書きました。
この上下〜前後までの5つの回路がバランス良く働いていると、問題なく動くことができます。足裏にもこの5つの回路のスイッチがあります。
そのため歩くときに自然に重心移動できると、どこかに負担がかかることはありません。
しかし例えばかかとが高い靴を履いてみると、足裏の重心移動で踏まない箇所が出てきます。そうすると偏りが出てきてしまいます。
それが上下・左右・開閉の3つの回路に偏ったとしたら、残りのねじり・前後を先ほどの3つの回路の組み合わせで補うしかありません。それがこりをつくってしまう1つの理由です。
目も同様に特定の回路だけ使ってしまっている⁉
話を目に戻すと目が悪くなるというのは、こういう現象が目でも同様に起こっているのではないかと思います。
長年目を使うことで、目の筋肉の使い方の癖が出てきて、上下〜前後のどれかの回路を使いすぎて、それ以外のどれかが使われていない。
その偏っている状態を、近視とか遠視とか乱視というように表現しているのではないかと思います。
そうすると目の特定の筋肉・使い方が鍛えられて、目の使い方のバランスが悪くなっているというようなことではないかという仮説が立ちます。
言い換えると、目の筋肉のバランスを本来の状態に戻すと、目が良くなるのかもしれません。