どう使うかよりも、どう自然を邪魔しないか
15歳のときに右肩を痛めて、8年間いろんな治療やトレーニングを行なってきて、更に悪化してどうしようもなくなって、筋力ではなく身体の使い方が問題だと分かりました。
そこからどうすれば自然な身体の使い方ができるかを学び、検証してきました。しかし行き着いたのは、それ以前のところでした。
どう使うかよりも、どう自然を邪魔しないか
そして友人から教わって知ったのが、「サイレントナイト翔」という本。
意識の領域が5%で、無意識の領域が95%だといわれています。
その無意識の95%というのは、人間になるまでの進化の歴史。
そしてそれが身体に備わっていて、眠っているということ。
元々この情報に出会う前から、整体の先生から教わっていたのが、生物の進化の情報を身体から引き出すということ。
体感と情報が一致したような感覚でした。
身体をどう使うかではなく、元々動物たちが使っていた運動回路を引き出し、発展させていくと、力むことなく身体が連動します。
ということは力んだり、動きがうまくいかない原因というのは、その本来の運動回路から外れて、ただ外側から身体の使い方として付け加えているからだといえます。
身体の使い方より大事なのは、自然な身体の働き=無意識側にある残り95%の方からスタートすることではないかと思います。