問題を抱えている人ほど誰かに届けるといい
今回のお話はわたしの実体験になりますが、故障や痛みなど問題を抱えている人ほど、(施術を)する側に回った方がいいというお話です。
わたし自身、15歳〜23歳まで右肩をはじめとした箇所を痛めていて、色んな方法を試してきました。
しかし原因不明で故障は改善せずに痛みは広がっていくばかりでした。
振り返ってみると、余分な力が抜けるようになったというのは、施術を受けたということも大事な要素かもしれませんが、それよりも自分自身が(施術を)する側に回ったという方が大きいです。
受けるだけでは見えないものがある
施術を受けると身体はとても楽になります。
でも施術を受けたタイミングがピークで、そこからまた落ち始めて、次回受ける頃には元に戻っているというケースも少なくないと思います。
そこでセルフケアなどをおすすめするんですが、一人でできることというか一人で行なって氣づけることにもある程度限りがあります。
だからこそ、人に(例:相互循環の施術する)するのがとてもおすすめです。
力むと相手に伝わって相手が固くなるので、自分がどういう時に力んでしまうかなどパターンが見えてきます。
これが受ける側だけだとわからないんです。
だから自分の癖に氣づくことができなくて、また同じパターンにハマってしまいます。
渡すことによって視点が変わる
しかし自分の癖に氣づくことができたら、相手との間合いを変えてみるとか、触れ方を変えるなど、改善することができます。
そうすると、新たな自分に出会い始めるので、セルフケアや日常での稽古でもポイントが見えやすくなってきます。
今回は施術という表現をしましたが、多くのことに共通していて、誰かから受け取るだけでは終わらずに、次の誰かに渡すことによって、客観的に自分が見えるようになって、日々の過ごし方に変化が起きてきます。
ご自身のフィールドに置き換えて捉えてみてください。