誰かに解決してもらうのはもったいない
昨日は先生の講座を受けて、いい題材をいただきました。
テーマは「触覚」でしたが、そちらをもとにここからどう深まっていくのかが楽しみです。
講座では、ペアワークで触覚にアプローチした調整を行い、その後にその感覚を経て、自身にそれを行うというもので、個人的にはこれまで味わったことのない体感を得ることができました。
一つ例にあげると、立っていても脚がない感覚。どういうことかというと、普段は脚の筋肉の張りとかをもとに脚を使っているという感覚があると思うんですが、その感覚がない。何も手応えがない状態だから捉えられない。でも動くと勝手に脚が運ばれて、前に進むというような体感がありました。
と、今回のテーマはそこではありません。
進むからこそ次の違和感や課題が出てくる
そうやって一人ひとりがこれまで味わったことのない感覚を得られたんですが、これまでよりも一つ深い層に入ると、次の違和感というものが出てきます。日常に置き換えると前に進むからこそ、次の課題やヒントが出てくるというようなものですね。
先生が客観的な変化を見て、その後に感想を聞いたときに、ある方は「いや、ここが痛いんです!」。だから先生にそこを何とかしてほしい。というようなことをおっしゃりました。
これって個人的には、すごくもったいないと思うんです。
自分の中で芽生えたものと、それとともに出てきた次の違和感。
それを自分以外の誰かに解決してもらうっていうのは、自分の可能性に氣づくチャンスを捨てちゃってるようなものだと思うんです。
もちろんわたし自身、8年ほどずっと右肩をはじめとした部位に常に痛みを抱えていました。そしてその時の口癖は、「こんな肩ならなかったらいいのに」でした。
もちろんその人のタイミングによると思います。わたし自身もその経験ができたから、今はそうじゃない角度から捉えられていると思います。
自分でしか力に変えられない
痛みってその瞬間だけでみると、ネガティブに捉えられることなのかもしれません。誰かに何とかしてほしい。
でも長年痛みと向き合ってきたから言えることは、それは身体からの大切なメッセージなんです。そしてそれは本人にしか、そのメッセージを力に変えることはできません。
だからそれを誰かに解決してもらうのは、すごくもったいない。
もちろん自分以外の誰かだから協力したり、サポートすることはできます。
でも自分自身が受け取ったメッセージは、時間軸を広げてみるとご自身にとって生涯の財産になるものです。