公共料金の値上げ
ここ数ヶ月、いやここ何年だろう、公共料金の値上げが続いている。
ただでさえ不景気なのに必ず使う電気料金の値上げは著しい。
電力会社は原油、石炭の値上げと言っているのだが、電気料金にはからくりがあるのだ。
資源のない日本にとっては輸入に頼るしかないのだが、原油は中東諸国の供給制限やアメリカの原油は地産地消と中国の輸入に奪われ、日本は輸入がなかなかできないのが現状だ。
輸入コストや円安、輸送費の高騰も一因ではあるが、電気料金にはからくりがあるのだ。
電力会社はホームページには内訳を乗せているのだが、実は電力会社は「総原価方式」というのをとっていて、電気料金に会社の一定の利益を上乗せしているのだ。
利益を確定させれば会社はつぶれないし、電気は確実に国民が使っているから料金を値上げしやすい。利益が圧迫されないよう会社は一定の利益率をたもてるように電気料金を上乗せしていて、さらに消費税も上乗せしている。
関東だったらみんな東京電力を使用せざるをえない。強豪相手がいないある意味独占禁止法というか寡占している。
東日本大震災で福島第一、第二原発が使えなくなった。だから火力発電所を稼働させないといけない。そのためには石炭を輸入しなければならない。
かといってCO2も削減しなければならない。
脱原発とは言っているが、全ての原発を稼働させればいいのかもしれない。
電力会社は先に一定の利益を確定させ、電気料金を値上げしているのだ。電力会社は実に汚い。
これはガス会社もそうだ。
ガスも天然ガスを輸入に頼っている。
ガス会社も電力会社と同じように先に会社の利益を確定させて料金を値上げしている。
電力会社、ガス会社に言いたい。
自社でコストダウンするとか、ランニングコストを削減するとか自社経営努力をしないのか??
電力会社やガス会社には営業はいない。
「うちの電気、ガス使いませんか?」って営業に来ない。会社は寡占しているし家庭が勝手に使ってくれるから営業する必要がないのだ。
値上げばかりしてないで少しは経営努力をして会社の見直しをしてもらいたい。
原材料、輸送費の高騰?そんな言い訳はしないでもらいたい。
寒い地方の家計なんか大打撃なのだから少しは消費者目線に立って考えてもらいたい。