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ゲーハー戦争に学ぶ、名古屋の設計者
真・女神転生3のリメイク版が発売されましたね。
僕はやったことないのですが、10年ぐらい前にはヤバイぐらいの神ゲーと呼ばれた作品で、PS2の中古版にえらいプレミア値が付いた記憶があります。そんな名作ですがいまの最新機種で6千円ぐらいで買えるなんて良い時代になりました。
ところでこれ、PS4版とスイッチ版の2つあるんですけど、皆さんはどちらを買いますか?力強いスペックでサクサク進めれるであろう前者と、寝ながら好きなときにできる後者、迷いますよね。手軽さにできるという点が僕の中で刺さったので、僕はスイッチ版を買おうと思います。
【本題のゲーハー戦争】
知らない人はなんだそりゃって話ですが知っている人は知っている、ゲーハー戦争と呼ばれる、30年近く続くゲームハードの覇権争いの歴史があるんですよ!
最先端の技術を追い求め続けるSONY勢、アイディアと工夫でファミリー子供を引きつける任天堂勢、豊富な資金の暴力で高スペックマシンを安価で売りつけてくるマイクロソフト勢、(知る人ぞ知っていて僕の心の中で生き続けているSEGA勢)と、この3社が家庭用ゲームハードの覇権を今まさに争っています!
余談ですが、PSは5発売直前で4売ってないし、5も予約できない、スイッチはライトは買えるものの、通常盤はまだ品薄、Xboxは流通が少ないと・・。今まさに家庭用ゲーム機のぽっかり空いた谷の期間って感じがしますね。ちなみにメガドライブミニは全然買えますよ(笑)
【設計者が学ぶべきSONYと任天堂の戦い方の違い】
・SONYは常に最先端を追いかけます。PS3の頃はCELLという変態的なCPUを作り上げて、あまりの高性能ぶりに、どこかの国では軍事転用まで企んでいたとか・・。
・任天堂は言わずと知れた「枯れた技術の水平思考」ですね。すでに世の中に出回っていてコストが下がった技術を使いつつ、どちらかといえばアイディアで人々に喜ばれる製品を作るやつです。
【名古屋の企業の技術者は劣化SONY版が多い】
名古屋の技術者の皆さん、なんか日々仕事してて、上から新規開発しろしろ言われて、無理やり開発してプロトタイプを作るものの、量産化の目処が立たず、どうにもならなくなる経験、ありませんか?
特に少人数でやっている部隊に多いんですが、上の人って、なんか気合いがあれば新規技術が開発できるし、製品にだってできる、という神話を信じている方が多いですよね。
「根性!根性だ!なに?できないだと!根性が足りんのじゃ!!事業が赤字なのは技術者の根性が足りないから!マネジメントはしっかりやっているんじゃ!残業するなって声かけてるしっ!!」
書いてて悲しくなってきました・・・。
【任天堂方式にシフトしましょう】
SONYは優秀な人材と技術力があるから成り立つのであって、名古屋人が真似しようとしても無理です。素直に任天堂方式に移行しましょう(笑)
今の技術で市場に受け入れられる製品をちゃんと企画しました?マーケティングしました?変な技術ばかり追いかけてばかりいると、ガラパゴスリモコンみたいな製品ができて、世界から取り残されますよ!
【まとめ】
具体的な方法については次回以降です。今回言いたかったのは、
・「枯れた技術の水平思考」を自分の業務にもぜひ取り入れましょう!
・それが世界を笑顔にできる、最も実績のある方法ですから。
それでは、ここまで読んでくれてありがとうございました!
ではでは。