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学校の先生は簡単だ

ただの煽りではないので.よく読んでほしい.


人生100年時代.この時代の人間は「学び直し」という概念が大切になってくる.

エンジニアとしての技術を磨くべく「学び直し」をしている中で,

職業のことでいろいろと想うことがある.


学校の先生は簡単だ.

自分が子どもの頃にできたことを,大人になって教えるだけだ.

それだけ.


大人になると,余計なことを考えることができるので,

先生という仕事に不安になる人もいる.

子どもたちは,あなたが思うような心配はしていない.大丈夫だ.

つまり,そんなことを気にしているのは,「あなただけ」だ.

いつまでも子どもの視点を持つことを大切にしよう.

あなたの持つ子どもの視点が,いつの日にか,歪んだ視点にならないように気をつけよう.


教える技術を磨くのが先生だと思っている人がいるが,

ほとんどの人のそれは幻想に終わっている.

教える技術を磨くと言いつつ結局は自己満足の気持ちよさに溺れるのだ.

試しに,今から路上に出て誰かに何かを教えると良い.あることに気がつくはずだ.

何も悪くない.「無知なだけ」.そんな言葉に甘えると良い.


事務仕事が忙しいという人がいる.

事務仕事は,誰にでもできる簡単なこと.

ただ面倒くさいだけだ.難しくはない.

それを難しくしているのは,煩雑なシステムか,あなたのマインドかだ.

もう一度言う.事務仕事は簡単だ.


学校の先生は,ただ人間であればいいのだ.


さて,前座の煽りはこの程度に留めておこう.


そんな簡単な学校の先生だが,

とっても難しい仕事が一つある.

「教育」だ.

教育は,どんな科学者も口を揃えて「難しい」と言う.

そんなとっても難しいことを,普段簡単なことをしている人が担うのだ.

それは大変だ.

では,難しいことが得意な人がやればいいじゃん.と思うかもしれない.

それが,できないらしい.

難しいことをしている人は,子どもの視点を持つことが難しいらしい.

わからないことがわからないんだ.

これが,「教育のパラドックス」だ.

だから,先生が必要だ.

そして,先生は.簡単だから.

自分で難しいことを探して,

常に考え方や視点を歪ませないようにしないといけない.

常に違った階層を行き来する.

まるで,東京スカイツリーのエレベーターガイドのように.

そうしないと「教育」はとっても難しいからできないんだ.

まぁでも,この教育という仕事はとっても難しいのでやらなくてもよいと思う.

先生だって逃げてもいいんだよ.

そういう先生もたくさんいるんだよ.

これは,教育をする側が優勢であり主体であるという前提に築かれたものであり,虚構であることも考えられるだろう.

だから,もう一度言う.

先生は簡単だ.

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