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執着しないこと学んだGW。連休ブックレビュー①

連休前に、仕事でめちゃくそ嫌なことがあった。身から出た錆というか、自分のミスが発端となった対応への不満が積み重なり、クライアントからクレームがあったからだ。私にも言い分はないことはないのだが、不満についてはごもっともだと思うので素直に謝罪をしたつもりだった。暦通りよりも1日早くGW休暇をもらう予定だったのでその後の対応は上司に引き継ぎそのまま連休に入った。

こんなに気持ちの悪い連休は初めてなのではないかというくらい、毎日その仕事のことが頭から離れなかった。連休4日目くらいまでずっとどうするべきだったのか、これまでずっと営業をやってきてこんなミスはありえなかったよなとか、だからいつまでたっても昇進できないのかなとか、こんなんじゃほかの会社に転職もできないのかなとか、スキがあればそのことが頭によぎった。

広告関連の仕事をしているので、街に出て関連するような他の広告を見ると吐き気がした。外出したくないと思ったが夫にはそれは言えなかったので、無言で耐えた。

黙っていると本当につらかったので没頭できることを探して、 心を安らげるための本をいくつか読んだので、自分の記録のために記録しておく。

精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉

ゲイの精神科医というキャラ立ちした著者が、独特の言葉づかいで不安が吹き飛ぶ言葉をくれる本。中でも吐き気が来るくらい刺さった言葉がこちら。

苦しい道に行けば、成長できるとは限らないわ。

勤続8年目くらいから、もっと苦しい環境に行かないと、苦手なことにもチャレンジしないと、成長できないと思い、慣れない業務や苦手なことでも成長のチャンス、ここでくじけてはいけないと思い続けてきた。が、髪の毛は抜けるわ、2年連続で昇進できないわで、苦しい環境に行ってもただ辛いだけだった。この言葉の解説で、単純に疲弊するだけの人もいる、そんなことしなくても人生には試練のタイミングが来る、と言われてまさにわたしのことだと思った。

わたしはミスチルの終わりなき旅が大好きで、ずっとこの価値観に縛られてきた。

高ければ高い壁の方が登った時気持ちいいもんな

わたしは山頂まで行けずに酸欠になって下山した。でも意識を失わずに済んだ。たぶんまた歩いているうちに山が出てくるかもしれない。そしたらそれに望めばいい。その時まで体力温存。

その時自分を縛る価値観への執着を捨てた。そしてずっと捨てられなかったものたちを捨てた。





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