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【エジプトの統一国家】 古代オリエントの世界 6/14 エジプトの統一国家

今回から

前回までは
メソポタミア地域の
古代国家統一について
学習してきた。
時代は
前3500年から前1000年頃まで

今回から
同じオリエントにまとめられる
エジプトが始まった。
エジプトは
文明の発達のせいか
年代や名称が
具体的になってきている。
マーカー学習法も
数字は青と決まってきた。
テキスト横に
時代をメモし始める。

初日の今日は

全体の概要を見た。
エジプト3000年といっても
各方面からの侵入があったり
内部抗争もあったりして
結構乱れている。
王朝は

  1. 初期王朝期

  2. 古王国期

  3. 第1中間期、

  4. 中王国期

  5. 第2中間期

  6. 新王国期

  7. 末期王朝期

の7期間に区分されていた。
各期間に何代か王がいたり
首都も移ったりする。

エジプトの時代とは

時代的には
前3000年ころ〜前525。
終わりは
アケメネス朝により滅ぼされた時代。
地理的には
ナイル川一帯を支配。
ナイルデルタと言われる河口
メンフィス (ピラミッドがある)
中流のアマルナ
比較的上流の
テーベやヌビアがある。
この南北に流れるナイル地域を
およそ3000年にわたり支配してきたのが
エジプト人による王国だった。

エジプトの特徴は

ナイル流域で狩猟をしていた民族が
農耕も始め
それを統率する流れで
国家が建設されていく。
これはメソポタミヤ同様の流れだが
時代的に1000〜500年くらい早い。

国家の形

国家は官僚制。
具体的には
神である王(時代とともに変わっていく)
がいて
中央の王宮には宰相と呼ばれる官僚集団がいて
地方の神殿にも神官団がいた。
その下に初期階級があり
これらは貴族とされ
王から土地を分けられていた。
そのほかは
農民で、おそらく時代とともに
職人や商人になっていくが、
無償労働者だった。

1.初期王朝期

上下エジプトにあった
ノモス(県)が
メネス王によって統一された頃。
王ファラオのもとに
官僚制度が整備され
神官団により
地方の信仰や統治も進んだ。

2. 古王国期

このころの特徴は
ギザの三大ピラミッド。
クフ王、カフラー王、メンフィス王の時代。
場所はナイルデルタと呼ばれる
ナイル川の下流河口付近。
ギザは川の西側の地域にあった。
この王たち以降は
規模は縮小。
ピラミッドは強制労働ではなく
農閑期の仕事、だったという説もある。

3. 第1中間期

ピラミッドが酷かったからか、
そうでなかったからか、
古王国末期はノモスの独立などもあり
やや混乱。
統一、は失われた。

4. 中王国期

首都をテーベに移した。
テーベは上エジプト。
ナイル川の中流に位置する。
第11王朝時代。
統一、統治は
やはり官僚制度、組織改革ということで
中央集権化がさらに進んだ。

5. 第2中間期

中央集権かが進む中
エジプトの北西シリアから
ヒクソス
という民族が侵入してくる。
ヒクソスは主にセム語系民族で
一部インドヨーロッパ系も含まれていた。
彼らは馬と戦車を使い、
ナイルデルタを支配した。
北のテーベに都を移したことと
関係があるのだろうか。
もしかしたら
メソポタミアのヒッタイトもこのころ
なので関係あるかな。
ヒッタイトは馬と戦車と鉄。
ヒクソスの支配は100年くらい続いた。

6. 新王国期

ヒクソスは
エジプト新王国
第17王朝により
駆逐された。
駆逐という表現が面白い。
あっさり感が出てる。
新王国時代には
トトメス3世という
若干可愛い名前の王が
精力的に海外遠征した。
度重なる侵入に
先に打って出て
統治してしまおう。
そんな狙いがあったのかなかったのか。
遠征は概ね成功し
守護神アモンを護る
アモン神官団が勢力を広げていた。
それをむむむと思っていた
アメンホテプ4世は
別の神を立てることにした。
アメンホテプ
アメンホプテではない
アメンホテプ
雨とポテト
アーメンポテト。


アメンホテプ4世は
宗教改革を行った。
首都テルマエアマルナを
新しく造営。
神は太陽光線!
アトン神。
ちょうどこのころ
太陽神ラーは
アモンラーと合体させられてたから
それに対抗した感も見られる。
それはさておき
この時代の
いわゆるアマルナ美術は
後の世にいろんなことを伝えてくれている。

こうした
どこか自由な空気の漂う
王都テルエルアマルナ は
トゥト=アンク=アメン
によって
メンフィスに移された。
前13世紀のころ。

7. 末期王国期

この時代は
ラメセス2世、3世の時代。
カデシュの戦いでヒッタイトと戦ったり
海の民が侵入してきたりと
戦いが続く。
なんとか凌いだものの
国力は一気に低下。
前525年アケメネス朝に征服される。
いったんは取り戻すものの
前343年再びアケメネス朝の支配下になった。
エジプト人による支配はここに終わる。

感想

こうしてみると
各王朝の情報は
意外に少なかった。
用語が増えたが
何度が読んでいると
なんとなく概要が
掴めてきて
そのご
用語が付着していく
感覚になった。

この後
文化をまとめて
次は東地中海。

トトメス3世
領土を最大化
アメンホプテ4世
宗教改革をした
アトン神のイクナートン
アマルナ時代

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