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映画「DUNE 砂の惑星Part2」を見てきたけど...

前作の公開から2年半、ようやくDUNEの続きが見られることになりました!これはIMAXで見ないといけない映画ですよね〜。前作は圧倒的な映像、未来なのに剣で闘う世界設定、SF描写どれをとっても素晴らしくて感激していました。なので今作も前作と同じぐらい、いや、前作を遥かに超えるさらにすごい体験が出来るのではないかとドキドキワクワクしていたんですよずっと!!!

というわけで日本で一番大きいIMAXシアターで見に行ったわけなんですけど、結論としては微妙な体験となってしまいました…。でもおかしいですよね。製作費300億円の映画がなぜ微妙なのか??それは前作Part1で大体の見せ場が終わっていたからかもしれない…。

ああああもう何も思い出せない。製作費300億円の、3時間にわたる超大作映画を日本一のIMAXシアターで見たはずなのに、これだ!!!っていう圧倒的なショットが何一つとして思い出せない。これはそう、アバター:ウェイ・オブ・ウォーターを見たときのことがどうしてもフラッシュバックしますよね。アバター1作目はとにかく映像すげー!!見たことない!!!という驚きに満ちていたわけです。ついでにストーリーもちゃんと映画が終わるまでにまとまっていて良かったし、つまり仮に続編をやらなくても良い映画を見たなという気持ちで劇場を出れたわけです。一方でアバター2は"アバターSAGAへ向けた設定固めの回"になってしまっていた。見たことがない圧倒的な映像が売りのメインだっただけに、1作目を超える感動は難しいわけですよね。

DUNEも同じです。DUNE Part One はまぁ良かったんですよ!スターウォーズよりももっと重厚でダークな宇宙SFになっていて、とにかく全部がデカい。ストーリーの風呂敷もデカいし、宇宙船も無駄にデカいし兵隊の数もとにかく多いし兵器もなんかデカくて香料を採るための採掘船もたくさん香料を採ることしか考えられていない無骨なデザインで超カッコいい。そして何よりもサンドワームがめちゃくちゃデカい。あんなに文明が発展していても人智を越えるものもまだ存在している世界でもあるんだな〜〜!!と思うことができたりと、とにかく今までに見たことがないすっげーもの見た!という気持ちになれたんですDUNE Part Oneは。

余談
DUNEはバリアを突き破るときの効果音も結構好きだったんです。建物が敵の攻撃を受けるとまずはバリアをじわじわと突き破られていき、貫通するとバリア内部で爆発を起こし、その爆発でバリア効果が失われるとバリアが解除されて外まで爆発が広がっていく、という複雑なSF設定が音で表現されていたりして、これも新しいな〜と思ったりして好きでした。

ところがDUNE Part Twoは当たり前ですが1作目の続きなので1作目よりも新しいものはなかなか出てきません。あれほど神聖に見えたサンドワームもペット感覚になっちゃったりもして、ちょっと残念でしたね。これもアバター2と同じく続き物の中間ポイントの作品というわけで、本気は次のDUNE最終章になるのかもしれないですね。でもお金がかけられた貴重なSF映画なので、やっぱりSF映画好きとしては感謝の方が大きいんですけどね。映画のショットを何も覚えていないというのも、映像のクオリティが高すぎて情報過多になっているが故のことかもしれない。実際、映画を見ている時はワクワクしているんですけどね、でもやっぱり長い、上映時間が長すぎる。前作も2時間半で長かったけど今回はそれ以上です。壮大な世界=上映時間を長くして世界をじっくりと描くこと、になっている映画が最近多いな〜と思います。上映時間が長い=ダメな映画では決してないんですけどね。2時間とか90分とか、時間と予算が限られているからこそ、出来ることが少ないからこそドキっとするような構成にしたり、目に焼き付いて一生忘れることがないショットが生まれたりするような気もするんですけど、やっぱり上映時間が長くなるにつれてNetflixのドラマみたいになっちゃってきている気がします。

不満をつらつらと書いてしまいましたが、次回作もちゃんとIMAXで見に行きたいと思います!!

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