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期待値が常に100%とは限らないよねって話
仕事が出来る人ってどんな人だと思いますか?
僕は人より多くの量を、高い質で熟せる人だと考えていたのですが、それは少し違ったようです。
当たり前の事なのかもしれませんが、インターンを始めて最も大きなギャップだったのが、求められている完成度の違いでした。
今までの学生経験の中で、「60%の完成度でいいから早く提出する」とかいう事がまずなかったと思います。
夏休みの宿題を半分しか終わってない状態で、いったん出しに行くなんてことはなかったんです。
常にできるだけ100%に近い状態で、終わらせることがいいと思うような環境だったのですが、一歩会社に入ると違いました。
学生の頃は他にやらなければいけない事も少なく、勉強に注ぎ込めるからこそ、それだけに時間を割いて遠回りしても質にフォーカスしてやれていましたが、
社会に出るとやらなければいけないのは仕事だけではないし、片付けないといけない仕事も1つとは限りません。
その中でうまく物事を片付けていくのには、最短ルートをイメージしてそして少しずつ
そもそも、いい出来の基準が違う
「良い出来」の定義が間違っていたなと早い時期に気づきました。
若い世代の僕らは、きれいにまとまっていたり、かっこいいモーションが付いていたり、しっかり厚みのある量のアウトプットが出せているという事を出来がいいと思いがちではないでしょうか?
プレゼンに然り、リサーチに然り、より多くの情報を集め、それを美しく発表することに価値を見出しがちだなと僕は反省する点がありました。
確かに見やすさやインパクトは大事な要素であるでしょうが、おそらくまず最初にそれに手を付けると、「そこじゃない!」と思われると思います。
それはあくまで二の次で、最も重要なのは本質的に頼んだことや求められる結果が出せたかどうか。
競合分析であれば、重要な論点になるであろう、競合の差別化要因、規模、シェア、価格体系などの要素は必要十分で出そろっているか?
ちゃんと判断や意思決定に必要な情報問題なく出揃っているか、この多すぎず、少な過ぎずの量がしっかりカバーされているのが最低限のラインです。
そこが最も重要であり、「おまけ」では付加価値は生めない事を十分に理解しておくべきだったなと思いました。
この学びは個人的に重要で、今後の大学での活動においても本質的に外してはいけないものはどこかを常に考えないといけないと思いました。
逆に資料やプレゼンのクオリティまで担保しようと思えば、この本質的な仕事をより早く済ませ、そこで初めて付加価値となる魅せ方みたいな部分をやらないといけないんだと思うと、
一流コンサルなどの仕事術は本当に素晴らしいものなんだと気づきます。
僕は時間が許す限り、何かできないかと考えがちなので、
どのくらいやれば十分で他に移ることが出来るかというある種の到達点をタスクごとに見極める力は社会人としてバリューを出すうえでも、自分のライフを仕事に奪われないためにも重要な事だなと実感しました。
ー良く見せる為ではなく、本当に良いものを出す為に本質的な部分を理解するー
そのためには期待値の把握が欠かせない
では、終わりのない仕事に忙殺されず、価値の少ないものに時間を割かず本質的な問題を片付けようとするにはないが必要か。
それはゴールを設定することですね。
そのゴールは相手やそのものに求められる期待値です。
それについてどこまで深くやり、どの程度のアウトプットを出せば上司は満足するか、結果が評価されるか、聴衆を理解させられるか。
それを考える事がまず最初にやる事です。
こんなに言葉にするのは簡単で出来ていない事はありません。
他のことにおいても、「終わらせる事」をゴールに置きがちだったり、その途中の通過点であるマイルストーンを考えていなくて、締め切り直前に思いの外時間がかかり慌てるなんてことは誰もが経験あることではないでしょうか。
どこが最低限のクオリティで、いつまでにどれくらいやるべきか、誰にどの段階でチェックをもらうかなど、タスクを細かく分解し、ゴールをイメージすることを習慣にしたいなと思いました。
もちろん100%以上の完成度を求められることもあるとは思いますが、僕のような大学生や新入社員にそれを求められることはまずないでしょう。