重圧に勝つために丨8月31日の夜に
18歳の暑い夏でした。
「あれ?身体が動かない…」
その頃、私は浪人生で、自分に対する重圧で
日々、押し潰されそうになっていました。
私は高校時代に勉強をしてこなかった都合で、
学力がほぼ無い状態からのスタートで予備校に通っており、
まかり間違っても受かるはずが無いだろう大学を目指していました。
朝7時には家を出て、日々12時間以上は勉強をし、
22時過ぎに帰宅をするという毎日を過ごしていました。
そんな18歳の暑い夏の日でした。
ある日全く身体が動かなくなり、何も出来なくなりました。
詳細に覚えている訳では無いですが、
身体と精神が重く、ほぼ起き上がるのも困難で、
頑張って起きれてやっとご飯が食べられるぐらいの
ほぼ引きこもり状態になりました。
献身的な母のお陰で、その状態は10日間ほどで解消されたので、
たった10日の引きこもりと言えるのかも分からない期間の
ちょっとした休暇みたいなものでしたが、
私にとっては立ち止まる良い機会になりました。
知らない間に渡しは重圧に潰されていたのです。
見えない仮想敵と戦って、心で負けていたのです。
・・・
これから受験をしようとする人に関して、
見えない的と戦う事を私はお勧めしません。
社会人になってわかった事ですが、徹底的なイメージこそが
実現に対する唯一の方法であると考えています。
この事例で読んでいる方に何を伝えたいかと言うと、
①重圧に押し潰されそうな方は潰れる前に一呼吸を置こう
②仮想敵と戦うのではなく、日々の自分と戦おう
③目標をイメージする為に、気晴らしで良いので、
学園祭でもオープンキャンパスでも気軽に行こう
④その上で、徹底的に努力しよう
という事です。決して、難しい事ではありません。
重圧に勝つという事は、自分との約束を守る事であり、
日々の自分の自信にも繋がります。
・・・
生きるのが辛すぎて死にたいと思っている人もいるでしょう、
私にもありました。
大切なものを失って、空虚な気持ちになる事もあるでしょう、
私にもありました。
イジメにあって、社会の不条理さを実感する事もあるでしょう、
私にもありました。
学校や予備校に行きたくない、不安定で鬱屈した時もあるでしょう、
私にもありました。
・・・
そんな私も結果、身の丈以上の大学に入り、
多くの素晴らしい友人に恵まれました。
努力をする事には生きる意味にも繋がります。
重圧に勝とう、勝てないと思ったら一呼吸置こう、
自分との約束を守ろう、イメージしよう、その上で再度立ち上がろう。
そうした苦難の先に、君の思い描く未来はきっとあります。