九州の小京都・飫肥城下町の風景と地頭鶏を味わう旅
宮崎県日南市にある「飫肥（おび）」をご存知でしょうか？宮崎空港から1時間ほど電車に揺られてたどりつくこの町は 九州の小京都 と呼ばれる地域のひとつで、人気の観光地となっています。
（飫肥駅）
今回は飫肥城下町エリアを散策した後、日南市内のお店で宮崎県のブランド地鶏「地頭鶏（じとっこ）」をいただき、飫肥城下町のラグジュアリーな旅館「Nazuna 飫肥 城下町温泉」でまったり過ごす旅をご提案。きっと次の旅先候補に入れたくなるはず！
10:30 飫肥城下町を歩く
まずは町そのものの景観がとにかく美しい飫肥城下町を歩きます。日南にはマリンスポーツのイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、飫肥城下町はどんな季節・天気・時間帯でも異なる町の表情が楽しめるので、いつでも安心してお出かけください。
夜は灯籠が点いてそれがまたいい
また飫肥城下町内の水路にはたくさんの錦鯉が放流されています。人が近づくと「ごはんかな？」と足下に集まってくるのがラブリー！ただしエサやりは禁止なのでご注意を。
「田ノ上八幡神社」や「飫肥城跡」などつい写真に収めたくなるスポットがたくさん。付近には小・中学校があり、子どもたちの姿もちらほら。
観光客に慣れているためか地域の子どもが「こんにちは～」と挨拶してくれることもあり、東京ではちょっと考えにくいシーンに胸を打たれます。
私のおすすめは飫肥城跡の飫肥杉が並ぶ一角。地面を苔が覆いつくしているためいっそうひっそりとした雰囲気に。神秘的な光景に圧倒されますよ。
12:30 飫肥グルメ おび天と厚焼き玉子
飫肥城下町を歩き回る前にぜひゲットしておきたいのが、飫肥城下町保存会が販売する「あゆみちゃんマップ」引換券5枚付800円（2022年9月時点）。
引換券を使えば、マップ掲載店の商品と交換することができます。その中でも代表的な飫肥名物「おび天」と「厚焼き玉子」はぜひ食べたいところ。
おび天は日南海岸で水揚げされた魚のすり身に手作り豆腐と秘伝のだし、黒砂糖、味噌を合わせて揚げたもの。「元祖おび天本舗」に立ち寄っていただきましょう。
まるでプリンのような厚焼き玉子も欠かせません。ずっしりしているのでお腹にもたまり、町歩きの続きをはじめるエネルギーが湧いてくる！
「あらたけ」をはじめいくつかのお店でいただくことができ、お店によって味が違うので、お腹に余裕のある方は食べ比べをしてみてもいいですね◎
15:00 Nazuna 飫肥 城下町温泉で休憩
町を歩き回って疲れたら一度本日の宿へ向かいましょう。武家屋敷を再生して作られた「Nazuna 飫肥城下町温泉」は、飫肥の風景とひとつづきの雰囲気でうっとり。
チェックインを済ませ、お部屋でウェルカムドリンクをいただきながら一息。全室に露天風呂付きなので、ここでひとっ風呂浴びてもいいですね。
18:00 「旬彩 タナカ」で地頭鶏づくし
日南には美味しいお店がたくさんありますが、本日の夕食は飫肥から少し離れた南郷町にある「旬彩 タナカ」へ。宮崎県の地鶏「地頭鶏（じとっこ）」の料理と地元のお酒を存分に味わえる和食店です。フロントでタクシーを手配してもらって向かいましょう。
魅力的なメニューが並びますが、ぜひご賞味いただきたいのが「鶏の刺身」と「鶏の炭火焼き」。新鮮な地頭鶏は生でいける！レバーの刺身まで臭みがまったくないのにはびっくりしてしまいます。
そして炭火焼きはとにかく鶏の味が濃い！口いっぱいに広がるうまみと、赤身部分のギュッとした歯ごたえがたまりません。宮崎のすっきりとした味わいの焼酎とも相性が良いので、ぜひあわせてお試しください。
とくに土日祝は混み合うことが予想されますので、事前に予約しておくと安心です。
20:30 Nazuna 飫肥 城下町温泉を満喫
夕食から戻ったら、あとはNazunaの空間を存分に味わいましょう。お部屋の露天風呂に改めて浸かるもよし、フリードリンク＆軽食を活用するもよし。
5部屋のみの旅館なので他のお客様を気にせず静かに過ごすことができます。町歩きの思い出を振り返りながら、大切な人との夜をまったりと……。
九州の小京都こと宮崎県日南市飫肥城下町エリアの旅、いかがでしたでしょうか。町・グルメ・宿すべてがきっと旅の宝物になる飫肥へ、ぜひお出かけください。
住所 宮崎県日南市飫肥8丁目1-62
アクセス JR飫肥駅から徒歩15分
ライター：サトーカンナ
生活や散歩、漫画のことなどをすきに書いています。「ebookjapan」「サンポー」などに寄稿。
Twitter：https://twitter.com/umaicupcakes
note：https://note.com/milkcupcakes