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Nazunaが実践するブランディング戦略 - デジタル時代に求められるハードとソフトの両立
こんにちは、渡邊龍一です。前回のマーケティング戦略に続き、今回はNazunaのブランディング戦略についてお話しします。デジタルマーケティングにおいて、ブランディングの重要性は日々高まっています。公式サイトやSNSで発信する写真、動画、文章すべてがNazunaのブランドイメージを形成しているのです。
ハードとソフト、2つのブランディングの要素
ハードブランディング:施設やアメニティからのアプローチ
ハードブランディングは、建物の外観や内装、アメニティなど、お客様に提供する「体験そのもの」を指します。Nazunaでは、デザインやサービスを単なる見た目の良さにとどめず、ユーザーの視点に立った検討を重ねています。
たとえば、シャンプーやトリートメントにはAlice Bellさんとのコラボ商品を採用しています。ヒト幹細胞培養液を使用し、香りにもこだわりました。品質に徹底的にこだわることで「使いたい」と感じてもらえるアメニティを実現しました。
ホテルのアメニティに対する不満がある中、Nazunaはお客様にとって本当に良いものを提供し、ブランドとしての魅力を体現しています。
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ソフトブランディング:「人」がつくるブランドの価値
ソフトブランディングでは、従業員の接客姿勢やサービス内容、企業文化など、人を通じたブランド形成に力を入れています。
Nazunaでは企業理念である「おせっかい」を大切にしております。ホスピタリティでもなく、おもてなしでもないNazunaならではのサービス精神でございます。そして従業員との「対話と合意」を大切にしており、これが企業文化の深い浸透を支えています。こうして培われた文化や企業理念は、外部への発信にも欠かせません。
サービス業の本質は「人」であり「組織」にある
単純な施設という面においては非常に素晴らしい施設が多く、そこでの差別化が難しくなってきたように思います。
ホテル業の本質を改めて見直し、ハードだけではなく、ソフト面の強化も必要になってきているかと思います。
文化をどう作り、従業員と共創していくかを考えております。
働きがいの高さがサービスに直結すると考えております。
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そこで活用しているのがnote。Nazunaの人事制度や評価制度、「おせっかい」に基づいたサービスへのこだわりなど、通常の求人情報だけでは伝えきれない企業の魅力を積極的に公開しています。
簡単に情報が手に入る時代だからこそ、情報開示を惜しまない姿勢は、ブランドの透明性を高めることへつながり、結果として信頼を得ています。
現代に求められるSNSでのブランディング
SNSが主流となった今、ハードとソフトのブランディングはお互いに影響し合い、「あのホテルで働いてみたい!」「あの人がいる場所に泊まってみたい!」という動機を生み出しています。
SNS上で施設の美しさだけでなく、Nazunaで働く人々の人柄や想いを発信することで、より親しみを感じてもらえるブランド構築を心がけています。