エレファントカシマシ バンドで戻ってきてくれた大阪城ホール
2023.04.22 35th ANNIVERSARY TOUR 2023 YES.I.DO@大阪城ホール初日
エレファントカシマシのデビュー35周年アリーナツアー、最終地は大阪城ホール。
大阪へようこそ!
地元なので仕事を巻きで終わらせ会場へ向かう。
途中、好きな駅の立ち食いうどん屋さんできつねうどんをすする。
本日の座席はアリーナ成ちゃん側25列目。花道近くで見やすかった。
開演前の期待と大阪へ来てくれた喜びと、ツアーが終わっちゃうという寂しさと、いろんな感情が混じり忙しかった。
オープニングのSEが素晴らしく、エレカシの35年分のかっこよさと渋さが詰まっていて、曲と映像が進むにつれ、気持ちが上がっていって、すごく体が動くけど、周りはじっと聴いている方ばかり。
Wish you were here
この文言の意味がいつかわかる日が来るのか。
宮本さんは黒ブラウスと黒スキニー、白のロングパーカー。フード被って登場。
この姿はやはり謎だし、このロングパーカーもどこのものなのだろう。
裾がひらひらしていて、丈が宮本さんにぴったりで似合っている。
次回のグッズになったりして。
デーデはトミのカウベルで始まり、会場は手拍子。
宮本さんが「ありがとう」といった後、ギターを弾く。
でもちょっとガタガタ。
歌詞の、
もしも君に友達が一人もいないなら~
の所を、
友達が一人もいないだろう!!
と、断言される。
金よこせ!
口が昔の顔文字みたいになっていて笑ってしまった。
お尻ペンペンしながた下手へ数m移動しながら歌う、荒ぶったデーデでした。
そのあと、
リズム感がわりーんだよ!とちょっと巻き舌気味に言われ、
やるならこう!
と、めちゃくちゃ高速ハイパータコ踊りを見せてくれたけど、それは無理・・・
キミたちのハートも溶かす、スィートで、かわいい、やさしい、ハートにドンピシャな、とろけてほしい曲、聴いてください。
そして歌うは珍奇男!
聴いたことないくらい饒舌でした。
そしてちょっと甘めボイス。
今日の席はステージの全員が誰にも被らずに見えるという奇跡的な位置で、トミの顔もよく見えた。
珍奇男の職人技のドラムを双眼鏡で見続けていた。
毎度、どう着地するのか心配になる珍奇男だけど、今日の珍奇男、めちゃくちゃかっこよかった。
金原ストリングスチームが登場して、昔の侍。
すてきでした。
宮本さんの左頬にひっかき傷?吹き出物の痕のようなものがあることに気付く。
18:50 一部終了
二部開始
サンキュー大阪!!
トミの方を向いて、ワンツースリーフォーの声がアリーナ真ん中まで聞こえた。
二部は黒のコラボシャツと中は黒Tシャツ、黒のスキニー。
MCざっくり
大阪―――――!
こんなにたくさんの人に集まってもらってありがとう!
一人は一人ですけど、一人の人がたくさん集まってたくさんという意味です。
宮本さんからするとたくさんのお客さんだが、一人ひとりを大切にしてくれているように感じた。
彼女は買い物の帰り道MC
次の曲はやさしい歌、すてきな歌で、出来たときうれしかったです。
ん?何かプーーーって言ってる?
これはオレだけ?オレのギター?
この曲は2000・・・何年だっけ・・・
やっぱり、なんか鳴ってるよね?
なるべく消えてもらえるとありがたいのですが・・・
長いオナラ?
ちょっと笑ってたかな?
場所が大阪だからちょっと笑わそうとしてくれているのか、面白かった。
曲を歌い終わり、金原さんと笠原さんとセッション。
MC
デビューして35周年なんですよ。
いろんな人たちに支えられて・・・自分の実力!
(会場から笑い)
バイオリン、金原千恵子さん!
エキセントリックで、しなやかで、おまけに美人!
チェロ、ご存知!笠原あやのさん!
自分が言うのもなんですが・・・音楽大好き!
笠原さん、笑っていらっしゃった。
スクリーンに金原さんと笠原さんとのセッションが映り、蔦谷さんとのカット割りもかっこよかった。
翳りゆく部屋
蔦谷さんのピアノのイントロで拍手が起きる。
しみじみと聴きいってしまった
その続きで少しだけ四月の風を歌ってくれた。
明日もがんばろう♪
愛する人に捧げよう
あぁ君に会えた四月の風
ぐっと来ました。
RAINBOW
黒シャツ脱いで、黒Tシャツになっていた。
曲前にさぶい掛け声あったけど、誰も反応してなくてよかった。
19:50 二部終了
三部開始
黒ジャケ、白シャツ、黒ネクタイで登場。
10歳のときにみんなのうたで歌って、50歳のときに記念にみんなのうたで歌え、うれしかった。50歳のとき、これも前の曲になりました。
ちょっと目を細めてしみじみと話してくれた。
風と共に
スクリーンに映るモノクロの宮本さんの歌う姿。
うっすら髭だし、目の下のクマも気になるといえば気になる。
ちょっとお疲れ気味の顔ではあったけれど、ほうれい線も、首のしわも、重ねてきた年輪だ。
ステージに立つのだからお手入れはされていると思うし、年齢より若く見えるが、50代後半へ向かう歳相応の容姿は、それはそれでかっこいいと思う。
桜の花、舞い上がる道を
大阪城ホールはどうやら上手方向に花びらが飛んでいき、下手へはほとんどこなかった。
どうしたって笑顔の未来へいくんだ!
ちがうかい?
ここからはステージと会場がひとつになっていった。
大阪は盛り上げ上手とか、聴き上手なんて目にしたが、なんならチケット代以上楽しもうっていう欲が強いような気がする。もちろんそういう人ばかりではないが、他の地域と比べるとやや前のめりでノリも良く、全力かもしれない。
それはやっぱり演者サイドからするとうれしいことかも。
so many people では、今まで喉元まで出かけて言えなかった、オーイエー!を叫んだ!
楽しかった。ライブハウスみたいだった。
大阪城ホール!
信じられない!
また会おうぜ!
今回のアリーナツアー、私が参加したものでは「また会おう!」という言葉は聴けなくて、今回初めて聴いた。
また、近いうちにライブ、やってくれるのかなと思ったり、いや、明日の大阪城ホール、立ち見チケットまだあるぜってことなのかといろいろ考えてしまった。
俺たちの明日。
花道でジャケットを脱ぎ、花道を降りる。花道横だけでなく、ステージ前まで歩きながら歌う。サービス満点でした。
一番新しい曲聴いてください。
yes I do
ほんとかっこよくて、二番に来るまでスクリーンなくて、最後のさびの部分で映し出されるメンバー四分割。かっこよすぎだった。
ファイティングマン歌って、マイク置いて、投げキッスして下手へ。
数分後、アンコールかなと思ってステージ見ると、宮本さんが一人でギター持って出てきた。
MC
エレファントカシマシのアリーナツアーに来てくれて、ほんとみなさん、ありがとうございます。
東京の空というアルバムから聴いてください。
東京育ちなもんで・・・
といって披露してくれたのは、涙。
心にしみこむ涙を聴かせてくれて、メンバーも出てきたので、メンバー紹介。
最後は、
ボーカル宮本でした。
は、もう涙声。
万雷の拍手と歓声。
立ち見出るほどの満員の大阪城ホール。
エレファントカシマシとしてコンサートをしたのは2017年以来の6年ぶり。その間、フェスやソロでの公演はあったものの、コロナ禍の人数制限で満員にすることはできなかった。もちろん、歓声や歌唱は禁止。
宮本さんは2021年12月、感染者数の多い中でもソロで47都道府県ツアーで大阪城ホールへ来てくれた。そのときに、「またワイワイできるライブをやりましょう」と最後に言ってくれ。その日を迎えられたんだと思うと涙も出る。
バンドで戻ってきてくれた。
有限実行の男。
本当に見事でした。
そして、成ちゃんに合図して、アンコールの待つ男。
爆音の待つ男。
さっきの涙はどこいった?と笑ってしまった。
涙を見せてくれたり、誰もおれには近寄るなっ!!と歌ったり、感情の起伏激しい大阪城ホールになった。
めちゃくちゃかっこよくて、本当に楽しかった。
そうそう、アンコールも歌い終わって最後はけるとき、宮本さん振り返って、シャツのボタンをブチッ!ブチッ!ブチッ!と三段階に分けて引きちぎり、ボタンが弧を描いてきれいに飛び散るのが見えた。宮本ボタン芸か。
ありがとうございました。
2023/04/22(土) 大阪城ホール セットリスト
01.Sky is blue
02.ドビッシャー男
03.悲しみの果て
04.デーデ
05.星の砂
06.珍奇男
07.昔の侍
08.奴隷天国
09.新しい季節へキミと
10.旅
11.彼女は買い物の帰り道
12.リッスントゥザミュージック
13.風に吹かれて
14.翳りゆく部屋
15.ハナウタ~遠い昔からの物語~
16.今宵の月のように
17.RAINBOW
18.朝
19.悪魔メフィスト
20.風と共に
21.桜の花、舞い上がる道を
22.笑顔の未来へ
23.so many people
24.ズレてる方がいい
25.俺たちの明日
26.yes. I. do
27.ファイティングマン
28.涙(アンコール1)
29.待つ男(アンコール1)