深読みし過ぎて墓穴を掘る、言葉の独り歩き
松本隆さんが、月イチで連載中の朝日新聞土曜版の「書きかけの…」は、
今回は、はっぴいえんど時代や、大ヒットアルバム『ザ・ロングバケーション』発表時の秘話が語られていて、ファンは必読かもしれませんね。
私は、紙媒体で読みましたが、電子版の有料購読会員でもあるので、何回も読み直すことができました。
『ザ・ロンバケ』冒頭の「君は天然色」の話などは、音楽経験者や、オーケストラや吹奏楽、バンドの経験者ならばさもありなんと思ったのではないでしょうか。
マニアが深読みし過ぎて墓穴を掘るといったら言い過ぎかな。
本人の意図しないところから、どんどん解釈が独り歩きして、やがてそれが、いつの間にか、さも“定説”となる危うさに気を付けなければならないということでしょうね。
この連載、いつかは単行本化されて、再読して確認できるようになることを期待しております。
そして、こんなライブレポートも発見しました。
この時代になって、いろんな秘話が少しずつ開示されてくるものですね。
松本隆と鈴木茂が明かした
「はっぴいえんど」秘話
前身「ヴァレンタイン・ブルー」と細野晴臣が名付けた理由
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延江浩(のぶえ・ひろし)/
1958年、東京都生まれ。慶大卒。TFM「村上RADIO」ゼネラルプロデューサー、作家。
小説現代新人賞、アジア太平洋放送連合賞ドキュメンタリー部門グランプリ、日本放送文化大賞グランプリ、ギャラクシー大賞など受賞。
新刊「J」(幻冬舎)が好評発売中
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