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極私的坂本龍一考その弐:一亀に対して、それをひっくり返して龍一とした気持ち。
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坂本龍一さんの父親が一亀氏であることは近年知り、河出書房新社の辣腕編集者であったことも同時に知りました。
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そして、一亀と書いて、かずきと読むことと同時に、あだ名がいっかめさんであったことを知り、ふと、龍一さんの名前に目をやると…。
たぶん、一亀と名付けた親に対して、何らかのコンプレックス的な感情を抱いていて、
やはり、亀よりも龍と、子供には付けてやろうと思ったのでしょうね。
そして、一亀に対して、それをひっくり返して龍一とした気持ち。
親=オレを超えてみろという気持ちを込めての命名であったと想像されます。
聞いた話では、『ラストエンペラー』でアカデミー賞を受賞して、初めて彼に認められた=父を超えることができたと、龍一さんが語っていたので、文学と音楽の違いはあれども、父子でずっと切磋琢磨していったのでしょうね。
日本文学の坂本(一亀)
から
世界音楽の坂本(龍一)
へ
まさに父子のバトンは受け継がれていったのだと思います。