321ではなくて301ですよ♫
今宵は、代々木NARUで、まるでパリにいるかのようなフレンチジャズを堪能しました。
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昔、『永遠のジャンゴ』という、ジャンゴ・ラインハルトを中心にした、フィクションを交えた映画を観たことがありましたが、
映画の冒頭では、クラシックにしか聴こえないようにアレンジされた「黒い瞳」が流れ、第二次世界大戦中で、ナチスに占領されたフランスのパリでは、“敵性音楽”であるジャズを演奏してはならぬと、シンコペーションすらもご法度で、ナチスの将校が目を光らせている中を、
楽曲のクライマックス部分で否応なしにジャズアレンジで展開して、パリジャンの観客がノリノリとなり、将校連中が慌てふためいて制止しようとするが既に後の祭り、というシーンがなかなか愉快なカタルシスをもたらしましたが、
今回もそんな雰囲気に酔いしれることができました。
このグループの謂れをうかがったら、
田ノ岡三郎さんのtrois=3
麻宮百さんのcent=0
平岡遊一郎さんのun=1
で、2022年3月より、ギターリスト平岡遊一郎さんが率いるフレンチジャズユニット301(trois cent un)として活動しているそうです。
このユニットでは、敢えてシャンソンを封印して、ストイックにフレンチジャズや米国のジャズが披露されるという、かなりレアでユニークなセットリストが展開されたのが大変興味深かったですね♥
ヴォーカルの麻宮百さんは、かつては「おどるポンポコリン」で、B.B.クィーンズのメンバーとしてデビュー後、さらに、Mi-Keとして「想い出の九十九里浜」でデビューして、紅白歌合戦に3回出場するなど、華麗な経歴の持ち主ですが、今日では、代々木NARU等に定期出演するなど、ジャズ、ボサノヴァ、シャンソン、モンゴル音楽など、幅広い歌を歌っておられるそうです。
今回のライブでは、フランスやマレーシアに住んでいた帰国子女の経験を活かして、流暢なフランス語や英語での歌曲とともに、パーカッションをリズミカルに演奏していたのが素晴らしかったですね♥
このユニット、是非とも何回も聴いてみたいと思わせるものが十分にありましたね♫