【隠れた名曲を聴こう】シリーズその3:NHK時代劇『早筆右三郎』テーマソング
【隠れた名曲を聴こう】シリーズ
その3
NHK時代劇『早筆右三郎』
テーマソング
作曲・演奏:
深町純
アルバム『ON THE MOVE』より、「Departure in the Dark」のテレビドラマ用エディット・ヴァージョン
オリジナルの長尺楽曲はコチラ
↓
幕末から明治期にかけて、早筆、すなわち瓦版の記事を取材しながら世相を素早く斬り取り描く、当時の敏腕ジャーナリストの生き様を、小山内美江子の脚本によりドラマ化した、画期的な時代劇。
若き日の江守徹を知り、テーマソングのシンセサイザーによるインスト曲の作曲者&演奏者の深町純を知り、タイトルバックの映像には、新進気鋭のイラストレーター、横尾忠則を起用した、
まさに、江戸時代から明治維新に向かって行くエポックメイキングな世相に相応しい様相を描いたドラマツルギーに対して、毎回夢中になって観たものです。
※※※
早筆右三郎(はやふでうさぶろう)は、NHK総合テレビで1978年4月5日から12月6日まで放送された一話完結の時代劇。
明治初期、新聞記者を志す若者が、天保時代に瓦版の記者だった戯作者・一返舎二八を訪ねて話を聞くという枠構造をもつ。
老人は当時、早筆と呼ばれた右三郎(江守徹)という記者で、朱塗屋伝兵衛のもとで働いていた。
一話完結方式で、江戸の町に起こる大小の事件を、右三郎が周囲の人びととともに解決していく…。
アヴァンタイトルのあとで、横尾忠則のタイトルバックに深町純によるシンセサイザーの主題曲が流れる。
【映像の現存状況】
ビデオテープは当時高価だったため上書き消去され、ほとんど現存していない。
NHKには第1回、第2回、第6回、第10回、第16回、第22回、第28回の現存が判明している。
その後、出演した大木実の遺族により第29回、番組関係者により第23回、出演した森田順平により第15回が提供されている。
NHKではマスターテープが失われた本番組を含む過去の放送番組の収集(制作関係者や一般視聴者らへのビデオテープ提供の呼びかけなど)を進めている。
Jun Fukamachi
Departure In The Dark Full
深町純 & JAPAN ALL STARS 「Departure In The Dark」
CROSSOVER JAPAN '04
#深町純
深町純 (key)
土方隆行 (g)
岡沢章 (b)
村上"ポンタ"秀一 (ds)
笹路正徳 (key)
村岡健 (sax)
数原晋 (tp)
HAL斎藤 (sax)
深町純さんをはじめとして、
既に物故者となられた方々
がいらっしゃるので、
もう二度と再現できない
大変貴重なライブであり、
神懸かり的な完成度の高さ
といえますね。
※※※
「Departure In The Dark」
邦題を、敢えて意訳して付けると、
「暗闇での旅立ち」
または、
「暁からの出撃」
という感じでしょうか。
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