ボサノヴァ歌手Karen Tokitaの誕生:The Star was Born♫
素晴らしい!
この、奇跡のような瞬間の写真を記者さんが撮っていてくれていたのですね。
この写真と、今回のご自身の投稿記事で、この時のカレンさんの気持ちと臨場感がひしひしと伝わってきました。
ボサノヴァのレジェンドたちとの共演と、彼女らと彼らから直後の感想をもらえたことが、カレンさんにとっての何よりの財産ですね。
この話は、今回、7月に出版されるフォトエッセイ集
『歌って、恋して、生きてやる』
(Karen Tokita著/河出書房新社刊)
https://note.com/karenbossanova/n/ne25f845318cc
には掲載されていないとのことですが、これは、この本の魅力を十二分に伝える貴重な「番外編」(アナザー・ストーリー)となりましたね。
それにしても、以下の下りが、興味深かったですね。
ステージが終わり、震える体で客席に降りると、カルロス・リラのお嬢さんでシンガーのケイが抱きしめてくれた。
「おめでとう。私ならきっとできない。だって私が日本へいって、サブロウ・キタジマの前で演歌を歌うようなものでしょ? 本当にすごいわ」
ボサノヴァ歌手カルロス・リラのDNAを受け継ぐケイさんの、日本の歌謡界についての造詣の深さに驚くとともに、
演歌の大御所である北島三郎さんを例に挙げているところも、
ブラジルにおける現在のミュージック・シーンにおけるボサノヴァのポジション(現在は懐メロに近い?)も的確に表していて、いたく感心しました。