キューティフェイスにダーティヴォイス&ダーティーワード:起きろよスージーQ
キューティフェイスにダーティヴォイス&ダーティワード、元祖サディスティック・ロックの女王、またはグラマラス・ロックの女王と呼ばれたスージーQ。
ちなみにスージーQのいわれは、フランク・ザッパの「スージーQ」(さらに歴史を遡ると、1957年に白人リズム&ブルース・シンガーが発表した「Susie Q」に辿り着くのですが、結構卑猥な意味が隠されている)にインスパイアされたものですね♪
元々はデトロイトの街で、クアトロ姉妹を主体としたガールズ・ロックバンドとして父親のバックアップのもと「プレジャー・シーカーズ(直訳すれば、悦楽の探求者たち)」としてデビューするも、男中心社会の鉄鋼の街デトロイトでは受け容れられず挫折して解散。
それでも末っ娘のスージーだけが音楽活動を継続して心機一転英国に渡り、フォークロック調のジョーン・バエズみたいな「ローリング・ストーン(意訳すれば、転がる石のように次々と男を渡り歩く女)」でデビューするも鳴かず飛ばず。
そこでプロデューサーが路線変更して、売れっ子作詞・作曲家コンビ=ニッキー・チン&マイク・チャップマンに依頼して、売れ線の、当時のTレックスやデヴィッド・ボウイがもてはやされていたグラム・ロックの向こうを張って、グラマラス・ロックスタイルの「キャン・ザ・キャン(直訳すれば、缶に彼氏を閉じ込めろ→意訳すれば、あんたの尻で奴を封じ込めろ)」という、際どいスラング満載のサディスティックな女王様スタイルのゴキゲン・ロックで再デビューしたら大当たり。
特に英国や欧州、オーストラリア、日本では大人気となるが、やはり保守的な米国では商業的には苦戦。
ここが、女性ロッカーを受け容れ辛い風土にあった米国の現状を示しており、その後の1980年代に入って、「ランナウェイズ」という、女性ロッカーグループの登場を待たなければならなかったのでした。
【私的、スージーQ考】
はコチラへ
↓
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=3523319044364452&id=100000591726100
※※※
高校生時代から密かに彼女のファンになり、LPレコードは、ファーストとセカンドアルバムと、ベストアルバムまで購入しました。
当時、FMのエアチェックをするための「週刊FM」誌にも巻頭グラビア・インタビュー記事が掲載され、革のつなぎスーツを羽織って、モンスターバイクのカワサキZ1000に跨がり、「ベースを弾く時は子宮にビンビン響くのよ♪」というお馴染みの発言が載り、そのカラー記事を切り取って透明下敷きの間に挟んでピンナップポスター代わりにしたものです。
ベストアルバムで知った、デビュー曲の「ローリング・ストーン」は、完全なフォークロック調の歌曲で、グラマラスロックの女王で売り出した彼女のイメージとはあまりにかけ離れていたので驚きましたね。
※※※
一般には、彼女の代表曲は、「ワイルド・ワン」と、キッコーマンの焼酎「純ロック・ジャパン」のCMソングで人気を博しておりましたが、
実は、私は、スージーQの「悪魔とドライブ(デヴィル・ゲイト・ドライヴ)」が、カラオケレパートリーの十八番です♪
Devil Gate Drive
=悪魔とドライブ
by スージーQ姐さん
ときたもんだ♪
ノリノリのロックンロールですね♪
スージー・クアトロ
Suzi Quatro/
悪魔とドライブ
Devil Gate Drive
(1974年)
Writers
Nicky Chinn,
Mike Chapman
昨年、2022年の5月に、ロックの伝記映画が公開されました。
https://www.facebook.com/groups/1050157999162279/permalink/1394251981419544/
なお、偶然ですが、幸運にも、6月3日は、スージーのハピバデーですね♥
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