さようなら、ぶどう糖果糖液糖
ASD/ADHDの子供を育てています。
日々、暗中模索。
小学3年生までは特に気にして生きていなかった。
「食品成分」
何をキッカケに気にし出したのかはわからない。
特にアレルギーがある訳でもないし、
親が気にしていた訳でもない。
何かに興味を持つのも良い事だし
知識が増えるのも良い事だと思う。
「こちらが面倒になる事をわざわざ教える必要はない」と主人は言ったけど
せっかく興味持ったのにそんな理由で知る機会を奪うのはなんか違うかなと思う。
親として出来る事は、やりたいなと思うので本人が興味を持った事の本や好きそうだなと思う内容の本があれば渡している。
そして、興味を持ったり意識が向いた事の知識の吸収は凄まじい。
ちょっとわからない事は聞けば、かなり詳しく説明してくれる。
何に何の栄養が含まれていてその栄養はどんな働きをするのか。
体に良くない成分は、何でどう悪影響を及ぼすのか。
それは、それでとても良い面だけど
やっぱりこちらにマイナスな面もあって
買い物へ行って手に取った食品は、すぐに成分表をチェック。
これは、いいやつ。
これは、ダメなやつ。
ダメなやつを買うのはいいけど、それは自分は食べないから。
と言ってくる。
料理中も近寄ってきて使おうとしている食品、調味料の成分表をチェックされる。
気に入らない成分入りの物を使った料理は食べない。
今まで普通に食べてたのに…。
この頃は、本当に色々一から作ったりした。
この子の親にならなければ経験しなかった事が沢山ある。
こちらも経験値が増えたから良しとしたい。
自分のコンディションが良くない時は、とても辛かったけど。
そんな感じで、過ごす中
元々お菓子とかアイスとかあまり積極的に欲しがる方ではなかったけどアイス系ではお気に入りだったアイスボックス。
「久しぶりにアイスボックス食べようかな。」
と、買ってあったアイスボックスを出してきて
ご機嫌で食べ始めたはいいけど
食べながら今までチェックしていなかった成分表を見た。
突然、大号泣。
「なんでなんだー!!好きだったのに!!
なんで異性化液糖が入ってるんだ!!
悲しいけどさよならだよ、アイスボックス。
今までありがとう…」
そう言って、食べ途中のアイスボックスとお別れしてた。
突っ込みたいところは沢山あったけど…。
とてつもない悲しみに包まれていたので黙っておいた。
ぶどう糖果糖液糖
果糖ぶどう糖液糖
異性化液糖
色々な名前があって細かく分けると割合が違うとかあるけどだいたい同じような物らしいです。
成分表チェックブームは、5年程続いた。
全くなくなった訳じゃないけどある程度の知識を得て落ち着いたのかな。
それと同時に「取り過ぎなければそんなに害でもないと思うよ。本当にものすごく体に悪い物なら食品として販売してないと思うし」と伝え続けていた。
そんな中で、本人なりに折り合いがついたのか
あの時よりはこだわりが減ったというか
融通が利くようになったと思う。(本人比)
食べるようになった物も増えた。
でも、未だぶどう糖果糖液糖の類は避けてる。
きっとこのままずっと口にしないと思う。
さようなら、ぶどう糖果糖液糖。