アキネーターについて(2024.07.11)
[ここからは1,000文字に含みません]
二十二日目です。
そういえばもう20日、文字数にして20,000文字以上は書いている計算になります。
文字を書くのが苦手で始めた人間が、よくここまで進めたものだなと思ったりもしますが、まだ習慣化……というところまでは来ていないかなという所感です。
もっと、なんなら朝一番でパソコンを開いて書き始められるくらいにならないとな。
そうしたら作りたいものもいっぱいあるし。
https://x.com/inoueyusuke/status/1811301715863544210
2年前に友達のどやさんと作った謎解きコンテンツについて触れていただいています。
実は全5編の中で、1編だけ私の出した謎案が採用になっているものがあります。
いただいた感想の中で、「この謎を考えるということは、よっぽどこれが嫌いだったんだろうな」みたいなものがあって、大当たりだよ!って思いながら拝見しました。
こういう声があるおかげで、今日もものを作れています。
[ここまでは1,000文字に含みません]
アキネイターについて書いていく、よーいスタート。
なかなか使うことがないものでした。どういう場面で使うのが良いんだろうか。
動画などではよく見ます。有名な方が自分が登録されているか見るとか、逆に全く予想だにしないようなものが出ることにかけて質問に答えていくとか……
いつの世も「自分に害を為さない質問されること」「自分のやったことで答えが出ること」による幸福感は凄まじいものがあるのか、ずっと同じ高度でウケている素晴らしいコンテンツだと思います。
ただ、昨今はこの「アキネイター」というコンテンツは違う側面を持ち始めています。
今までは「コンテンツ側が質問する→回答者が答える」というシステムがあり、質問には「早く正確に質問に答える」行動がもっともバリューのある行為とされてきました。しかし、それを逆転させたのが昨今の「人力アキネイター」ブームです。
「人力アキネイター」とは、本来Webサイト上で行う「アキネイター」をフォーマット化し、質問者と回答者を両方人間で行うジャンルのことです。
一見すると、人間が介入しては正確な受け答えがしづらく精度が下がると思われますが、「人力アキネイター」はその揺らぎにこそ意味を見出します。
「人力アキネイター」は大体の場合知人同士で行われますので、そもそも答えのワードに対して、知人同士の共通見解が発生します。彼ならこれがわかるだろう、私たちなら趣味はこれだからこれ関連のワードで…など。いわゆる「メタ読み」という状態です。これはWebシステムではできないことです。
さらに質問者側は、システムでは追尾しきれないニュアンスを込めて質問することができ、それが面白さの一助になっています。「僕と一緒に行きましたか」「あなたの好きなあれですか」などですね。そこで起こるエピソードトークやお互いの仲の良さの顕示が、よりコンテンツの面白さに貢献します。
つまり「人力アキネイター」は、局所的なあるあるネタを引き出し、うまく適切な尺でまとめることに特化したフォーマットといえます。
あるあるネタは面白いし、昨今はショート動画など短いコンテンツが主流になっています。そんな中で「アキネイター」という一撃で何をやっているかがわかるコピーライティング、そこから生まれるブレの楽しさ、演者たちの仲の良さを楽しめる非常に強固な規格と言えるでしょう。
最近は煮詰まりに煮詰まって「このジャンルを全く知らない人に、偏見でYesNoを答えてもらって当てられるか」というところまで来ています。
本当に「質問と会話」の形式の強さを思い知らされる現象です。
(文字数:1043文字)