読書感想「錨を上げよ」
久々の読書感想。 しかもめっちゃ長めの(笑)
実は十年前に読んでいたのだが、人生に悩んだらこれをもっかい読もう、と思い、改めて読んでみた作品である。
百田尚樹さん、といえば私自身は永遠の0よりも海賊と呼ばれた男から読みだしたタイプのファンである。 あの時は私自身もめっちゃ面白い!そしていろんな百田さんの本を読みふけったのを思い出した。 そしてそんな中で手を出したのがこの錨を上げよ。 まず率直にこの本の厚さ。 うーんなかなかに凶器になってしまいそうな重さの本であったのを思い出す。 そしてこれを読みだしたときちょうど就職に悩み一回退職していたころを思い出した。 そして読み切ったとき、いつか人生の歩みを悩んだ時にこれを読もう、と思いそれっきり十年。 改めてこの作田又三の人生を読んでみようと思い読みだした。 実に、実にこの本は人生譚として書かれており、なかなか読むのもしんどくなってしまう本であった。 そういえば十年前もあれ、今までの百田さんの本とはちょっと違うタイプだな、なんていうのを思い出した。 ただ今回の人生譚の本、なかなか人生に悩みつつある自分にとっては考えさせられることが多かった。 ただここまで作田のように破天荒人生ではなかったが。 ケンカもそんな出来ないしそんなキレちゃうタイプでもない私ではあるが、こういった決断ぶりは私も学びたい所であった。 実はこの本を読んで、あれ、これ百田さんの人生じゃね?と思ったこともあった。(たぶんここまで破天荒ではないのかもしれないが(笑)) ただこの大きい本で読むとまた違った観点、この丸太のようにどこに流されていくかわからない人生を楽しむのもまた面白いのではないかな、なんて思った。 私はここまで丸太人生を歩んだことはないが、決断するところ・破天荒なところ・ところどころ自分の人生で足りないところが学べる本であったので、ぜひともファン・人生に悩んだ時・おとなしい人…上げたらきりはないが、是非とも読んでいただきたい作品の一つであった。
これ写真で出したいほどの本ですが、多分人殺せるくらいの厚さの本です(笑)
是非手軽に文庫・あるいは本版でも手にして読んでいただきたいと思います。
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