読書感想「落語で資本論 世知辛い資本主義社会のいなし方」

久々ながら、今回は談慶師匠の本を読ませていただいた。 師匠とはかれこれリツイートいいねの素早さでおなじみで私ももうこれ書いたらきっといいねリツイートされるのかな、と思っていたがしばらく本が来ず、私自身もそこまで裕福ではないのでなかなか手を出せずにいたが、やっとのことで私の近所の本屋に置いてあったので購入。 今回は資本論、ということでえーちょっと古典かぁ、難しそうと思っていたが古典と同じく落語の目線で読んでいくとなかなか面白い内容であった。 落語的には労働、と言われてもちょっとバカした、変なことした、の方がクローズアップされるがこれも落語であるがゆえに、ということなのかな。 そして今までは談慶師匠の人生経験、談志師匠の名言が多くあったが今回は落語の内容に関する話、も込みで書いてあるのでいろんな意味で大変だったんだろうな、と思った。 そして師匠の新しい一面を今回の本で書いているので師匠こんな人生だったんだ、というところが改めて浮かんだ作品であった。 落語だけではなく古い映画に話題もあったので人生困ったら昔の映画を観たら生きるヒントがあるんじゃないかな、なんて思った。(その前に落語が一番かもしれないが) こういった人生の歩み方、だけではなく古典を落語で考えるシリーズも是非古典読みづらい衆にはうれしいと思うので取り組んでいってほしい。 ただ個人的には師匠もいろいろ動いてたんだぁ、と改めて思った。

次回作以降、前作をまだ読んでいないのでぜひ師匠の本が過疎られている私の地域にもいち早く届いていってほしいな、と思った。(私のアンテナが弱いだけかもしれないが(笑))

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