悪自由、悪平等ならんのであるぞ。神の民はますます愚の民となっておりますのじゃぞ。

＊本記事は『大日月地神示おおひつくしんじ』（2018年・野草社）後巻本文より一部を抜粋して掲載したものです。読みやすさを優先し、文章の割愛、レイアウトの調整、独自のルビ、注釈を施していることをご了承ください。

『大日月地神示』後巻「十三」より

悪自由あくじゆうならんのであるぞ。
何申しても何いたしても自由と申せば、
なんと楽なことかと人民早合点はやがてんいたし喜ぶなれど、
今の人民好き勝手いたせばどうなるか。


悪自由あくじゆうと申すは、悪魔の教えであること気づかぬか。
皆々好き勝手いたせば和わは乱れに乱れ、
世の中ますます揉もめに揉もめ、
生き物も皆々苦しむのであるぞ。
力ちからの世となりて偏かたよりて、
地ちの調和崩れるのぞ。


みな我われの自由じゃと申して、
人民、話聞けぬようになりますのじゃ。
国もまとまらぬようになりて、
総崩そうくずれいたすのじゃぞ。
人民一つになりて大きい力持たせぬようにいたすため、
悪魔は悪魔の僕しもべ遣つかいて、
国、人民に悪自由を植え付け、
皆をばらばら引き離し、
操あやつりやすいようにいたした策略さくりゃくであったのぞ。


見てみなされ。
和わすこと出来ぬようになりて、
引き籠りて一人の世界におる者、多いではないか。
人民、日々言葉磨き身魂みたま磨きいたさねば、
悪魔の容いれ物となりて、好き勝手もの申し好き勝手いたす、
我わがまま幼稚な御魂みたまとなりますのじゃ。


神の民、日の民は、ますます愚ぐの民となっておりますのじゃぞ。
和わすこと出来ぬようになれば力ちから弱くて、
一人一人捻ひねり潰すも簡単であるから、
悪魔は悪自由あくじゆう人民に植え付け、
上手いこと申し、観させ聞かせ食わせ遣やらせ、
逃れられぬように洗脳いたし、
悪自由あくじゆうの奴隷にいたしてきましたのじゃ。


悪魔の甘い罠が、悪自由あくじゆう悪平等あくびょうどうでありましたのじゃぞ。
世の臣民殿しんみんどの、陰謀論者いんぼうろんじゃと笑っておいでじゃが、見てみなされ。
九分九厘くぶくりんが悪魔の仕組しくみに変えられて、
人民、金の亡者もうじゃとなりて身動き取れんようになって、
子が親殺し親が子を殺し、男が女に女が男になりて、
すねの毛、尻の毛まで抜かれ、骨なしの輩やからになりて、
毒盛られても何も分からぬと申し笑っておるでないか。
真まことの教え分からぬままに、
悪魔の僕しもべとなっておりますのじゃぞ。


人民、良いか。言葉は選ばねばならんのじゃぞ。
言の葉は、もの生みますぞ。
己おのれ作りますぞ。世生み出して参りますのぞ。
言の葉は力ぞ。靈れいと繋がりますのじゃ。
どのような靈れいと繋がるかは、言葉で決まりますのじゃ。
良き言葉は良き者らと繋がるもの、
悪しき言葉は悪しき者らと繋がるもの。
自ら悪魔呼び寄せ、悪魔の容いれ物となって下さるなよ。


外国言葉使えば、外国御魂みたまの容いれ物となりますぞ。
流れ来るもの違いますのぞ。
念ねん、教え、靈力れいりょく、皆々異なるぞ。
この地ちはこの地ちの言葉、教え、昔からあるのじゃぞ。
大昔から神の言葉あるのじゃぞ。
無きものにされておるが、神、言葉伝えてきた所であるのじゃ。


言葉の生まれ育ち、歴史分かれば簡単なことじゃが、
人民、真まことの歴史分からぬようにされておるゆえ無理もないなれど、
世の民は悪魔の言葉使いて悪魔褒ほめ称たたえ、
呼び寄せる言葉口にいたしておること知らんのであるぞ。


言葉は思考選ぶことじゃ。思考は靈れいじゃ。
どのような者と関わるか、言葉で決まる。
己おのれ、選ばねばならん。
悪魔の言葉口にいたせば、悪魔悪靈あくりょうに魅入みいられ好き勝手にされますぞ。
知らず知らずに操あやつられ、望まぬことまで思わされ、
可笑おかしなこと申し可笑おかしなこといたす者となりますのじゃ。


見てみなされ。世は可愛しな者たちで溢あふれておるではないか。
今の世は、悪魔に支配された後の世でありますぞ。
まだ洗脳されておる状態であるから、
悪魔の言楽使いて、悪魔の好き勝手されている人民、
悪魔の容いれ物となりておりますのぞ。


人民、そのままで良いかな。
何申しても何いたしても自由では、
皆々苦しくなるばかりであること分からねば、
まこと喜び溢あふれんばかりの新たな世の立て替え立て直しは出来ぬのぞ。
真まこと分かる臣民しんみん人民を増やして下されよ。
分かりた者から真まこと教えて下されよ。
悪魔の教え、偽いつわり、嘘の世は終わりにいたすのじゃぞ。


まずは見極みきわめること肝心じゃ。
甘い言葉に騙だまされるでないぞ。
先にゆくほどに苦しくなるが悪魔の教え。
神世かみよの教えは、良薬口に苦しじゃぞ。
じゃが、後になればなるほとに溢あふれんばかりの喜びとなるのぞ。


厳しきこと申すは人民のことまこと思うてのこと。
人民、近目ちかめ近欲ちかよくで見るから分からぬゆえ、
耳痛いこと申すと言うなれど、まこと親心おやごころ分かりて下されよ。
己おのれ見極みきわめられん、自制出来ぬ者は、
九分九厘くぶくりん悪魔に支配されておること知りなされよ。


くどう申すが悪自由あくじゆう悪平等あくびょうどうではならんのであるぞ。
悪魔の世、人民、皆で手合わせて、終わりにいたすのじゃ。
皆々喜ぶ神世かみよとなるぞ。真道まことみちあるのじゃぞ。
うれしうれしたのしたのしかわるかわる、道聞く。

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