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【第7章】日本(大和)の心②
2023年10月出版『日月神示に学ぶ ひふみの生き方』の全文を各章・各チャプターごとに掲載しています。
今回は、第7章『日本(大和)の心』中編を掲載します。
◎日本は世界の雛型、地球は宇宙の雛型
外国の悪神が神の国が欲しくてならんのざ。
神の国より広い肥えた国いくらでもあるのに、
神の国が欲しいのは、
誠の元の国、根の国、物の成る国、
元の気の元の国、力の元の国、
光の国、真中の国であるからぞ、
何もかも、神の国に向かって集まるようになっているのざぞ。
神の昔の世は、そうなっていたのざぞ。(夜明けの巻・第二帖)
神の国が本の国ざから、
神の国から改めるのざから、
一番つらいことになるのざぞ (天つ巻・第十雨六帖)
次に、日本という国と、私たち日本人の持つ役割についてもう少し深掘りして行きましょう。
神示では、日本とはこの地上世界の創生において最初に創られた場所であり、そこに住んでいた人々は創造主から繋がる光の神々直系の子孫であったと言います。
『日月神示』を世に降ろした霊団は現在も依代を変えて神示を降ろしており、青森出身のシャーマンである神人氏によって降ろされた『大日月地神示』では、「地球にある問題は宇宙に見られる問題の雛型であるのじゃ(中略)宇宙の人々すべての因縁解消させる雛型創りさせるために、地球に来させて、それぞれに文明築かせて(中略)宇宙の雛型となる星創りて、調和図るための実験場といたしたのじゃ」とあり、私たち日本人を代表とする〈ヒツグの民〉の魂たちは、「唯一大神の靈団と取り次ぎ出来る(中略)王の御魂でありますのじゃ」(以上すべて後巻・六十)と示されています。
つまり地球という星は、この宇宙(宇宙は一つではなく無数に存在しています)の縮図であるミクロコスモス=小宇宙としての役割と性質を持ち、さらにその中の日本という国、日本人という民族は、宇宙における元なる神の国、元なる神々の雛型的存在であり、それゆえ日本は元なる国、真ん中の国であり、世界の親国だと言うのです。
こうした関係性から、日本は後に創られた闇(ミツグ)の霊統の神々とその子孫たち(神示において「幽界人」と呼ばれる悪霊たち)からは最大の標的にされ、元なる国、神の国である日本の土地と日本人の波動をいかに落とし、日本人をいかに堕落させ、精神的、文化的に骨抜きにするかを歴史的主眼として来たのです。
また、宇宙は無限の入れ子構造であると述べたように、さらに日本列島は世界の雛形として五大陸を統べる形象をなしており、日本という国の中においてもさらなる小宇宙が展開され、それぞれの土地と世界の大陸はエネルギー的に呼応し、繋がっているのです。
つまり、「神の国が本の国ざから、神の国から改めるのざから、一番つらいことになるのざぞ」という神示のとおり、〈闇の時代〉を終わらせ、〈光の時代〉へと導くこの岩戸開きのプロセスにおいて、世界の雛形であり、宇宙における元なる神の国の雛型である日本を清め、日本人から生き方を改めて行くことで、その変化が世界→宇宙へと影響を与え、地球全体、宇宙全体の分離因子を浄化し、統合させることとなり、神・幽・現(神界、幽界、現界)、過・現・末(過去、現在、未来)の全領域を和合させ、弥栄させて行くことになるのです。
近代化と敗戦、そして経済大国からの転落と「失われた三十年」とも言われる長期的不況によって、日本文化や日本人としての尊厳は今や風前の灯火となりました。
そして今、悪神たちは核を伴った世界戦争を目論み、この終末的光景を前にして人々はなす術なく、深い無力感や絶望感に苛まれているかもしれません。
しかし、今こそ私たち日本人が世界の調和、宇宙の調和のために祈り、心のあり方、生き方を改めることで、それが人類全体の集合意識へと伝播し、この八方塞がりのような状況に風穴を開けることが出来るのです。
私たちはそのためにこの国に生まれた魂なのであり、その任務を思い出し、体現して行くことこそが、今の地球にとって最も必要とされていることなのです。
◎天皇という存在の真実
天地の先祖、元の神の天子様(天皇)が
王の王と現われなさるぞ (雨の巻・第十七帖)
日本の天子様が世界まるめて
しろしめす(治める)世と致して、
天子様の光が世界の隅々まで行きわたる仕組みが
岩戸開きぞ。(下つ巻・第二十帖)
神示には、「天子様」「天詞様」「てんし様」といった呼称で何度も天皇についての言及がなされています。
「元の神の天子様」「天子様は神」「天子様が世界を治める」などと聞けば、現代に生きる私たちはすぐさま拒絶反応を示し、戦時中における天皇の立場や、敗戦後の日本の道のりについて思いを馳せる人がほとんどでしょう。
天皇を神のように崇めたり、庶民とは住む世界の違う雲上人(昔は宮中の貴族たちをそう呼びました)として扱うことは前近代的な時代錯誤の考え方であり、神風特攻隊に代表される危うい原理主義思想を生み出す要因になりかねないと私たちの多くは考えています。
しかし、そのような拒絶反応や罪悪感、あるいは自国の歴史や文化に対する強い否定や自虐の観念こそ、敗戦後のGHQによる占領政策の賜物であり、日本社会から「天皇」という最も根源的で最も霊的な存在を抹殺し、日本人の心からその存在の真実を忘れさせようとする悪神たちの策略に他なりません。
「天地の先祖、元の神の天子様」とあるように、本来天皇とは宇宙の元なる神々の霊統を地上において代表し、象徴する存在であり、私たち人類の祖でもあります。
また、私たち日本人はその霊統を受け継ぐ光の霊団(ヒツグの民)の魂たちであり、宇宙に広がった歪みを元なる正しい秩序に戻し、陰陽のエネルギーバランスの調和を図るという目的のもと、地球においてその雛型作りを担っているのです。
はるか古代の地球では、宇宙と同じく世界の秩序は元なる神の御子である天皇および日本を中心にして形成されており、後からやって来た悪神とその配下である〈ミツグの民〉たちがその社会構造を壊し、地球を闇の支配下にするためあらゆる手段を講じて天皇と日本の地位を貶め、私たち日本人からかつての記憶(本当の歴史)や尊厳を奪おうとして来たのです。
また、前述した「今の人民も掃除すれば(中略)神様となるのざぞ」という神示や、「口と心と行いと、 三つ揃うた誠をミコトと言うぞ。神の人民みなミコトになるミタマ、掃除ミタマけっこう」(上つ巻・第一帖)ともあるように、天皇はあくまでヒツグの民の代表にして「神人一体」を象徴する存在であり、本来は私たち一人一人が神の御子=ミコトなのであり、私たち自身がそれを思い出し、神の姿へと帰って行くことこそが重要なのです。
*ただ、皇室の中にもヒツグとミツグ、光と闇が混在していることを付け加えておかなければならないでしょう。「同じ神二つあると申してあろうがな」という神示どおり、皇族の歴史もまた、光と闇の戦いの縮図(雛型)だったのです。
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