個々に必要なものは既に与えてあるぞ。必要以上に求めるから苦しむのでありますのぞ。

＊本記事は『大日月地神示おおひつくしんじ』（2018年・野草社）後巻本文より一部を抜粋して掲載したものです。読みやすさを優先し、文章の割愛、レイアウトの調整、独自のルビ、注釈を施していることをご了承ください。

『大日月地神示』後巻「二十三」より

人民、今の己おのれを活かしなされよ。
魚は鳥にはなれんぞ。
鳥は魚になれんのであるぞ。
無いものねだりは苦しむのであるから、
早うお分かり下され。


御魂みたま相応であるが、真まこと喜びぞ。
魚に鳥にいたしてやるぞと偽いつわり申して、煽あおるでないぞ。
騙だまして人儲け金儲けいたすでないぞ。
魚は飛魚とびうおに鳥は鵜うにしか精々せいぜいなれんのであるから、
なれぬものにはなれぬのぞ。


皆々それぞれに出来ることと出来ぬこと理解いたせば、
己おのれの使い方、活いかし方、生き方分かるぞ。
既すでに喜びの種はおのおのに与えてあるのぞ。
日々活いかせよ。磨けよ。育めよ。
喜んでもらいなされよ。
お偉えらい様さまになろうとせず、
皆々様方みなみなさまがたに頭下げて、
感謝いたし続け、生きる者になりなされ。
皆々様方みなみなさまがたに喜んで頂くこと、
日々考え生きる者になりなされ。
愛されるぞ。貴とうとばれますぞ。


個々に必要なものは既すでに与えてあるぞ。
一つ二つ三つ皆々に与えてあるから、
己おのれには取り柄が何も無いと申すは己おのれの思い込み、
ただの無い物ねだりの類たぐいぞ。
与えてありますぞ。
必要なもの必要なだけあるのが、真まこと喜びぞ。
必要以上にあると苦しみますのぞ。
人民、必要以上に求めるから、
騙だまされるから、苦しむのでありますのぞ。


世の在り方も同じでありますのぞ。
皆々貴とうといお役目出来る喜びの種、
初めから植え付けてあるから、
己おのれをよく見て下されよ。
己おのれに何があるのじゃ、
何も無いではないかと申すならば、
縁えんある者に聞いてみなされ。
そなたに在るもの、そなたの良きところ、
皆々お教え下さいますぞ。
教えて頂くのであるぞ。


そなた、我が出すから騙だまされるのぞ。
騙だまされるには騙だまされるだけのもの、腹に在るからぞ。
苦しむは苦しむだけの学び、
己おのれに必要あるからぞ。


相手悪く申すでないぞ。みな必要ゆえのこと。
己おのれ映して見させて頂いておるのじゃ。
皆々御魂みたま相応であるのじゃ。
それぞれ身魂みたま磨きいたさすために、
縁えんある者同士引き寄せ学ばせおうて、
共に変わらせる仕組しくみぞ。
苦しくて嬉しい仕組しくみであるのぞ。


過去の敵かたき、親子兄弟にいたすことあるぞ。
因縁いんねん解消させるためであるぞ。
それも喜びであるのぞ。
苦しみの元である汚れ掃除洗濯いたすが、
真まことの生きる学び。
汚れ無い者、誰一人としておらんぞ。
身魂みたま掃除洗濯いたし、
磨けば皆々綺麗になるのぞ。
輝きて眩まぶしく映るぞ。


御魂みたま相応に世は顕あらわれて参りますのじゃ。
修行しゅぎょうでありますのじゃ。
生きるだけで、修行しゅぎょうになっておりますのじゃぞ。
自ら難行苦行なんぎょうくぎょう要らんぞ。
人集め、見世物みせもの、お止め下され。
人民、生きることで十分多くを学び
成長させて頂けますのじゃから、
どこでも何いたしても
誰でも修行しゅぎょう出来ますのじゃ。


人民、特別な者になろうと思うでないぞ。
皆々それぞれに感謝いたし生きること、
何よりの修行しゅぎょうでありますぞ。
御魂みたま相応に変わる変わる。
あっぱれ変わる身魂みたま磨き。

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