薔薇色の世界(コード譜)
Vocal, A.Gt, Composer : へべれけ( MUTA )
Lyrics : なゆたゆな
《 PIAPRO 》コード譜
https://piapro.jp/t/b-n3
君が笑えば 星が瞬き
花は静かに 喜び歌う
薔薇色の背に 何見て眠れ
かわいい君よ おやすみなさい
目醒めの時も あなたの傍に
君が生まれた 宵は煌き
ただ待ち倦ね 育み抱く
天色(あまいろ)の瞳に 何見て眠れ
いとしい君よ おやすみなさい
いついつまでも あなたの傍に
いついつまでも あなたと共に
//2011.6.4初稿
//2013.5.2コード譜投稿
//へべれけさん
https://piapro.jp/hebe_reke
http://mutanigata.wixsite.com/muta
//episode
お母さんが我が子に歌って聴かせる子守唄のつもりで書いた歌詞です。へべれけさんが、とてもやさしい曲にして下さいました。
私の誕生アルバムの最初のページには、母が書き写してくれた一篇の詩が載っています。
これは当時、新聞の読者投稿欄に載っていた作品らしく、今となってはどなたが作者かも分からないのですが、「おお赤ちゃん」で始まるその詩は、産まれたばかりの我が子を愛しく想う母親の愛情が綴られた、輝かんばかりの美しい詩でした。
私の母も私を妊娠中だったということで、その詩にいたく感動し、誕生アルバムに思わず書き写したのだそうです。
私の母は自分で詩を書くことはないものの、好きな詩や俳句や短歌、格言などをノートに写したり、新聞や雑誌に載っている文章を書き留めたり、友達や知人に良い言葉を書いてもらったりするのが好きで、私は物心ついた頃から、そのノートを何度も何度も読んで(読まされて?笑)いました。
母の独身時代に、一般の人から募集した詩の展示会が市内のデパートで開催され、気に入った作品をいくつか書き留めたことがあったらしく、その中の一篇、「弟たちよ!」という詩が、私はいちばんのお気に入りでした。
それは、早くに亡くなった母親の代わりに、幼い弟たちを叱らなくてはいけない兄の苦労、叱られて泣いても甘えたい母はもういない・・・そんな弟たちを不憫に想う、兄の優しさそのものでした。いまだに何度読んでも涙があふれてきます。
自分の作詞のルーツは、遠い昔に母のノートに掬い留められた、名も知らぬ人々の心の叫びなのかも知れません。