エンドカンナビノイドシステム(ECS)とは?CBDとの関係についてわかりやすく!
こんにちは!CBD Vape 開発中のナユタです!
「最近CBDが体に良いみたいなことを知ったけど…どうやらエンドカンナビノイドシステムってのが関係しているの?…なにそれ!?」
この記事はそんな疑問をお持ちの方のためにエンドカンナビノイドシステム(ECS)とCBDの関係について”できるだけ簡単に””わかりやすく”まとめ(たつもり)ました!
まずは結論!エンドカンナビノイドシステムとは。簡単に言うと?
エンドカンナビノイドシステムを一言で表すと「心と身体を最適な状態に保つ機能」です。実は、人間はもちろん全ての哺乳類に元から備わっている機能なんです。要するに、元気な人はこの機能が正常に働いているが、不調な人は正常に働いていない可能性があるということなんですね。この機能は加齢により弱っていくと考えられており、中には生まれつき弱い人もいるそうです。
なんで「カンナビノイド」って入ってるの?
これですよ。実はこれが話をややこしくしているポイントだとも思ってるんですけど…。「なんで人間に元々備わっている機能に植物の成分の名前が入るんだ??」と…思いませんか?私は思ったのでややこしくなってしまいました(笑)
そもそもご存知の無い方も読まれているかもしれませんので先にご説明させていただきますと、カンナビノイドとは大麻という植物に含まれる成分のことです。カンナビノイドは百種類以上存在すると言われており、そのうちの一つがCBDです。
さて、話を戻しまして「なぜカンナビノイドという成分の名前が入っているのか」ですが、これは体内で作られるエンドカンナビノイドシステムに作用する成分の構造がカンナビノイドに似ていたからなんです。
まだちょっとわかりにくいですね。
要するに、この機能が発見されたのはカンナビノイドが発見されるより後だったから、その名前が引用されたんですね。
例えば猫目石(キャッツアイ)という石は、猫の目の模様に似ているからそう呼ばれているだけですよね。そういうことです!
(伝わってくれ…)
じゃあエンドカンナビノイドシステムとCBDはどういう関係?
はい。ここから話は一気にややこしくなります。すみません。
ですが一旦、できるだけ簡単に言ってみたいと思います。
「CBDは、心身のバランスを司るエンドカンナビノイドシステムの働きをサポートする。」
…言えましたね。これです。
だからCBDは体に良いと言われてるんですよと。
CBDを摂取すると、エンドカンナビノイドシステムの働きをサポートしてくれて、乱れた心身のバランスを整えてくれるんだと考えられているわけですね!
CBDを摂取されている方のお話を聞く限り、睡眠障害がある方はよく眠れるようになったとか、不安を感じている方は気持ちが楽になったとか、概ねリラックス作用にあたるような効果を感じる方が多い印象です。反対に、特に体の不調を感じていない方の感想としては、特に何も感じないという感想が多く聞かれます。(個人的な周りの知人の感想であり、これが全てというわけではありません)
ただし、では健康な方はCBDを摂取するのは意味がないのかと言われると、私は必ずしもそうではないのではないかと思います。
例えば、お腹の調子が悪いわけじゃなくても、予防の為に納豆やヨーグルトを食べることってありますよね?
CBDもそんな感じで、健康な人であっても少量のCBDを習慣的に摂取する(マイクロドージング)ことには同じような意味があるのではないかと考えています。
さて、いよいよ次の項からエンドカンナビノイドシステムについて医学的・科学的な説明に入っていきたいと思います。
ここまで読んでみて、「大体わかった!そんな感じね!」という方は、続きを無理に読んでいただかなくても結構だと思います。
ご興味ある方は続きをどうぞ!↓
エンドカンナビノイドシステムの仕組み
さて、先の説明でエンドカンナビノイドシステムとは「心と身体を最適な状態に保つ機能」と表しました。要するに体の恒常性(ホメオスタシス)を司っています。
この先はその仕組みについてもう少し詳しく説明していきます。ただし、あまり詳しく説明しすぎるともはや論文になってしまうので、もう少し大まかに理解できるレベルの内容にとどめます。
まず、エンドカンナビノイドシステムとは、体内で作られる内因性カンナビノイドと、体内のいたる所に存在する内因性カンナビノイド受容体と、これまた体内で作られる内因性カンナビノイド分解酵素の3つの要素で作用する機能です。受容体に内因性カンナビノイドが結合することによって、体内のバランスを崩した所に治すように指示が出されるといった感じです。では分解酵素は何をしているのかというと、内因性カンナビノイドが受容体に反応するのを阻害しているのです。ですが邪魔をしているわけではありません。言うなれば内因性カンナビノイドを受容する量を制限している存在と捉えていれば良いかと思います。
次に、それぞれについて説明していきます。
内因性カンナビノイド
内因性カンナビノイドにも数種類あって、最初に発見されたのはアナンダミドという内因性カンナビノイドでした。これは大麻に含まれるカンナビノイドの中ではTHC(テトラヒドロカンナビノール)という多幸感を感じさせるカンナビノイドに似ているとされています。アナンダミドは睡眠パターン・摂食・鎮痛の調整に関わっていると考えられています。
またその他に代表的なものとして、2-アラキドノイルグリセロール (2-AG)という内因性カンナビノイドがあります。
内因性カンナビノイド受容体
CB1とCB2という受容体が存在し、CB1は中枢神経系の細胞に多く発現し、CB2は免疫系の細胞に多く発現しています。アナンダミドはCB1に結合するのに対し、2-AGは CB1にもCB2にも結合すると考えられています。
内因性カンナビノイド分解酵素
アナンダミドと 2-AG をそれぞれ分解するのが、脂肪酸アミドヒドロラーゼ(FAAH)という内因性カンナビノイド分解酵素です。体内で生産された内因性カンナビノイドを分解するので、受容体に結合する量がこれによって抑えられています。逆に、このFAAHの働きを弱めれば受容する量が多くなり、エンドカンナビノイドシステムが機能しやすくなるということです。そして、そのFAAHの働きを弱める物質こそCBD(カンナビジオール)なのです!
エンドカンナビノイド欠乏症
内因性カンナビノイドが生成される量は、加齢による減少や生まれつき少ない人もいると考えられています。しかし上記の通り、体内で生成できる内因性カンナビノイドが減少しても、植物性カンナビノイド(CBD等)を摂取することによって補ったり働きを助けることができると考えられています。
不調を感じる人はCBDの摂取で改善が見られるかもしれませんし、元気な人でもCBDのマイクロドージングでエンドカンナビノイドシステムを補助すれば健康維持に繋がるかもしれません。
おわりに
エンドカンナビノイドシステムとCBDの関係に対する疑問について、少しはお役に立てたでしょうか?これからもCBDについての色々なことを記事にまとめていきますので他の記事も是非参考にしてくださいね。最後までお読みいただきありがとうございました。ではまた。