アダルト産業に思うこととか
なんか色々燃えてますね、最近。
元上司の某方もなんやら参戦する様相になってて、勝て!!と思ってるんですけど。
私は業界肯定派です。
私自身はセクシー女優とか風俗の経験は無いのだけれど、周りには割といた方だと思います。
勿論、不本意にそういうことをしてしまった人を救う方法はあって然るべきだし、間違って踏み込んでいい世界では無いと思うけれど。
私の今の仕事は、端的に言ってAVを売る人です。
仕事と言っても障害者継続就労支援A型事業所の利用者なんだけども(その中では少しだけ時間長めで滅茶苦茶働いてるけどな)。
noteには書いた気がするけど、うつ病悪化して精神障害3級なんですね、私。
一般企業の障害者枠にはなかなか入れなくて(周りに養護学校も多いから新卒で取ることも多いらしい)、かと言って一般就労する体力はないので、主治医の勧めで今の職に就いた。
就労支援には正直オーバースペックなんだけども、職員が福祉畑しか知らなかったりするので、そういうところのカバーをしている。
逸れた。
んで、ウチの事業所は通販運営が主である。
Amazonのマケプレとかにレンタル落ちとかの古物を出す古物商なのだ。
業界内では割とダーティーな会社だが、私がやれることとは合致しているので多少は目を瞑る。
会社自体はいろんな場所に事業所があるので、立ち回りの上手いところに良い商材は取られてしまうんだが、たまたまウチの技術指導員がネット販売経験者とかいうアレソレで、他であぶれたものを引き取って売って、何故か好成績というのをやっている。
会社の中では異端児しかいないことになるんだがw
そのメインがアダルトDVDである。
今って、FANZA撤退して新作は独自プラットフォームに移行しているAVメーカーがとても多い。
なにぶん、独自規格が多い業界なので、認証取ってても一括扱いのところとかだとそこに合わせなきゃいけなくて面倒らしい。
だから、サブスクリプションじゃなくて円盤に需要があるのだ。
あと、他の事業所のデッドストックがお宝だったりとかある。今の配信には載せられない企画(フィクションだとしても縛りは厳しいのだ)。
如何せん、就労支援なので、知的障害がある人とかもいるので、虚構だとしても現実と曖昧になってしまったりするのを危惧して触れさせたくない人もいる。
あと、本当に被害者で病んでるタイプの人がいるとかだと無理だしね。ウチにはそういう人は来ない(というか、見学するので避ける)。
だから余りものとして出てきたのをウチで出してるのだ。が、これが売れる。
何で売れるんだと上層部は睨んでくるらしいけど、ちゃんとしたところにちゃんと出してるから売れてます。
まぁ、そんな感じで数が滅茶苦茶出るので、事務作業部隊に処理能力が必要になる。
その主戦力が私。
なので、人気メーカーと女優と企画はなんとなくわかる。
販売先もAmazonはプラットフォームに乗っかるだけなんだけど、それ以外だとUI変更に伴ってHTMLわかんないと無理なところとか出てきて、そこをベタ打ちして直したのも私だwww
因みに量は少ないけどCS業務も手伝ってるwww昔取った杵柄wwwwww
その話は置いておいて。
そんな感じなので、業界がどんなところかはある程度知っている。
そんで、私の趣味の方面でも、そういう人には出会う。
いわゆるバンギャルで原宿ファッションが好きなんだけれど、とにかく金がかかる趣味である。
なので、夜職にはよく遭遇する。特に時間の自由が欲しいバンギャルには多い。
ただ、彼女たちは決してそれしかないからそうしているのではなくて、やりたいことの為に向いている仕事がそれだときちんと自覚してやっている事がほとんどだ。
髪やネイルの規則とか、そういう縛りが嫌いだから、そこで評価されない仕事として選んでいる。
縛られてても昼職の方がいいという人ももちろんいる。
あと服飾方面に行くと、フェティッシュな服が好きだからそれが着られる撮影会モデルとかたくさんいる。
着て、見せて、それが可愛いと思う人と共有したい子達もたくさんいる。
ニップレスにハイレグの姿を可愛いと心の底から思っている人間もいるのだ。
コンカフェ嬢とかも、ネガティブに言われがちだが、ただただ着たくてそれが仕事になる場所だから好きな人もいるのだ。
だから、見切り発車だった新法は当事者を置いてきぼりにしたな、と思っている。
黒い会社もまだあるのは本当だけど、公金食いつぶしてるヤツらより、この手の仕事してちゃんと納税してる方の人を大切にしてくれ。
ウラに反社がいるならそこに梃子を入れてくれ。
最後に。とは言えメンタルやられる人もいるから、それはそれではある、と思ってる。どんな仕事でもだけど。
私の大好きな後輩が、セクシー女優として悩み苦しんだ末に自死している。
単体から企画女優に傾いたときに、プライベートのことと重なって堕ちてしまった。仕事が傾くのはどの仕事でも辛い。
彼女は、学友たちと集まった時に自分の出た映像の上映会をしていた程度には、仕事に誇りを持っていたし、今のアラフォー辺りでクッソ流行った作品にも実は出てた。
現在ほどセクシー女優がオープンじゃなかった頃なので、それがかえって辛かっただろうなと思っている。
でも、地元で彼女を悪く言う人みたことないんだよね。身一つで頑張ったってみんな知ってる。
家庭が微妙なお家ではないとは言いきれないけど、逃げるためにそうしたわけではなかったから、それをやり通せなかったのが大きかったと思う。真実は本人しかわからんが。
税金に生かされてる私の戯言は以上。