[高校サッカー観戦記]静岡学園 3回戦
はじめに
静岡出身ということあり、毎年高校サッカーの静岡代表校を応援している。とりわけ静岡学園(通称:静学)が出場しているときは年末年始の楽しみのひとつだ。
静学は昔からブラジルスタイルのサッカーを取り入れ、個人技とショートパスを駆使した攻撃サッカーが特長で、静学出身のJリーガーも多く輩出している。
3回戦について
3回戦は前回王者の青山山田に勝利した高山学園が相手。トルメンテだかトルクメンテだか、コーナーキックのときに手を繋いでクルクル回り、キックの瞬間に一斉に散らばって相手も撹乱する戦術が特長らしい。2回戦の高知高校では、ハンドスプリングの超ロングスローインが特長だったし、奇抜な戦術を持つ相手と当たることが多いようだ。
戦評(前半)
序盤は堅い守備を誇る高山学園相手に攻撃の良さがあまり出ていないように見えた。2回戦ではサイドの突破が度々見れたが、前半は苦し紛れのロングパスが多かった。ただ、随所に見せる個人技はさすがだったし、相手の得意のコーナーキックもしっかり対策を練習していたようで、まったく危なげない守備だった。
1回戦、2回戦では、後半サブから出場だった鵜澤(14番)と野田(6番)がスタメンだったので、流れを変えたいときの切り札がないのは大丈夫なのか?と少し思ったりして見ていた前半だった。
戦評(後半)
サイド攻撃が一気に活発化した。左から右から仕掛けが増え、スルスルと突破していくドリブルは見ていて気持ちが良かった。良い流れが続き、その中で1点目、2点目と得点を重ねることができたのは必然か。カウンター一発がたまにヒヤヒヤしたが、守備も安定していて3試合連続の完封で素晴らしい。
感想
静学らしいサッカーを堪能できて楽しかった。14番の鵜澤がボール持った時の独特のリズムはワクワク感は半端ないし、サイドハーフの飛び出しうまさと得点力が高いのも強さを感じた。