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あなたは誰?広報は会社の自己紹介だ。
この記事は、【 #PRLT (Lightning Text) Advent Calendar 2020】の第20日目にエントリーしています
https://adventar.org/calendars/5497
こんにちは、VRゲームを作っている株式会社Thirdverseでの広報 / マーケティング担当の長瀬です。転職して2ヶ月経ちますが、現在はマーケティング業務がメインなので、前職の話ができればと思います。
前職はgumiのVCで専任の広報がいない投資先のスタートアップのサポートをしていました。ほとんどがシードクラスのスタートアップだったので、知名度、メディアリレーションがないのは当然で、1つ目のサービスを開発中という会社もありました。
些細なことでも自社発信をすることの大切さに気づいた
創業時のスタートアップは、いわゆる無名の状態です。
ネット上に情報がなければ、その会社の良し悪しを判断できず、営業活動や資金調達に影響します。
プレスリリースを打つのも一つの手段ですが、サービスや会社として話題になるネタやタイミング次第で、大手のように頻繁に出すことはできません。
軌道に乗るまでは、最後の出したリリースが1年前という会社もありました。
その間、次のリリースに向けて、開発や営業をしているのですが、その期間全く情報が更新されていないと、「この会社は稼働しているのだろうか」「最近は何をしているのだろうか」というふうに外からは見えてしまいます。
「プレスを打つほどのネタがない」「記者とのつながりもない」時にまず何をすれば会社のこと、社長のことを知ってもらい、社会的信用が生まれるか考えてみて実践したことが些細なことを発信する自社発信でした。
発信者にあった媒体を見つける
SNSは発信する手段として手軽ですが、誰でもできるというわけではありません。気軽な情報発信がデメリット / リスクになる場合もあります。(他社や市場に対してネガティブなことを発言をしたり、酔った勢いで感情的になったり、他人を非難するような発信をする人はSNSの発信は向いてないと思います。これは第三者が判断してください。)
SNSは手軽である分、手軽さゆえのリスクもあるので、まずは事前にメンバー内(投資家など)で内容精査ができるメディアを活用すると良いと思います。
文章表現が得意:Facebookやnote、オウンドメディア
おしゃべりがうまい:Voicyやstand.fmなどの音声メディア
ボディラングエージが特徴的、動画編集ができる:Youtube
自社(発信者)に適した媒体を見つけるため、いろいろの媒体を試してみると良いと思います。
会社のHP、発信媒体を整える
次に経営陣全員のSNS、発信媒体、ホームページを整えましょう。
検索して情報がない会社はだれが見ても不安ですし、きちんとした会社かどうかの判断がつきません。
整えるとは
HP(HPがない会社はWIXをクラウドソーシングで依頼するなど)
・サービスのことがわかる
・問い合わせフォームがある
・住所(本拠地)がわかる
・代表の顔と名前がわかる
・サービス名、社名を検索した時に上位に表示される
SNS(特にFacebook、SNS)
・顔写真、名前を他のSNSや媒体と統一する
・過去によろしくない投稿をしていないか確認する
継続して情報を発信する
プレスリリースにするようなネタがなくても、日頃から発信できることはたくさんあります。
自社発信内容(実際に投資先の社長と考えた事例)
・自社サービス(サービス、ユーザーとの実例など)
・同じ業界のニュースの見解(喧嘩売らない)
・社員のこと、社内の出来事(社員の誕生日や新しい福利厚生など)
・突出した趣味1つ
話題が分散すると何の人なのかがぼやけてしまうので、発信内容を絞り、〇〇の人だ!という印象づけができるよう心がけていました。
また、プレスリリースを出す際は、以下をセットにして、情報を最大化させていました。複数のメディア取材が取れなくても、媒体(自社発信媒体)ごとに内容や出し方を変えて、リリースの裏話、思いなどを発信します。
・プレスリリース(サムネイルとタイトルをこだわる)
・note(プレスに書けないエモい部分)※自分に合った媒体
・Facebook(お世話になった人や社員へのお礼など内向きなもの)
・Twitter(仕込み記事やプレスの拡散、リリース時の会社の雰囲気、状況)
gumi ventures投資先の株式会社Plottの資金調達のリリース事例
最後に
プレスリリースやメディア取材だけが自社発信の手段ではない。
広報がいなくてもできる広報活動がある。
すぐには結果がでずとも、プレスリリースでなくとも、些細なことでも、自社について発信をすることで、WEB上にコンテンツが生まれます。その時に大切なのは、社員一丸で拡散すること。広報活動は一人ではできないので、社員一丸となりブラッシュアップし、是非実践し続けて欲しいです。