1ヵ月不登校の小1娘に保健室登校を促したワケ。
1年生の2学期、娘は体調不良から始まって約1ヵ月、学校を休んだ。
娘の「もうずっと学校行かない」宣言を聞いたときは心にずーんとくるものがあったけど、前回記事で紹介したとおり、この1ヵ月はわりと心穏やかにのんびりとした日々を過ごした。
子どもが不登校になると、色々親の判断も必要になる。
私は「何が何でも学校に行かせなきゃ!」というわけでもないし、「学校に行く必要なんてない、不登校大歓迎よ!」というわけでもない。
娘の心を傷つけたくない、という気持ちでまずは娘の主張を受け入れてみた。よく言えば寄り添っているのだけど、9月は私自身も風邪がうつって体調不良だったことも大きい。「このまま娘とのんびりした生活でもいいかな~」なんて呑気に思っていた。この先の不安がないわけではないけれど、今の時代、なんとでもなる気がする。
9月が自殺対策強化月間であることも私の意識の中に影響していたと思う。低年齢の子どもからの書き込みもあった、とニュースで耳にした。
不登校関連の本や記事を読んでも、「無理をさせない。子どものペースを大切にする。ほおっておく。学校へ行かなくても活躍している人もたくさんいる。」そう書かれているし、その通りだと思う。
娘にとってどうするのがいいのか考えながら、どちらかといえば「学校へ行かない」選択へ気持ちが向いていたときに、運良く3人の友人に話を聞くことができて私の意識が変わった。
友人Aのお子さんの場合。
「1年くらいモヤモヤしてたけど、学校行かないって決めてから(親の)心がすっきりしたよ~。学校はイヤイヤだったけど、フリースクールは楽しんでいるし、むしろ行きたいって言ってるよ。本当は週5で行かせたいけど、お金がかかるから週3にしてる。少人数だから子どもに合うみたい。」
・・・1年も試行錯誤してたのか!私は1ヵ月の状態で、学校から切り替えようとしてた。もう少し試行錯誤してもいいのかもしれない。楽しんで行けるならフリースクールもいいけど、思っていた以上にお金かかるのね・・。
友人Bのお子さんの場合。
「保健室へ行っていたときは全く教室へ行こうとはしなかったけど、行かせたかったから毎日楽しそうに声かけてたよ~!1年生のときは(母親から)離れられなくて、1人で行けるようになるなんて全く思えなかったけど、今じゃ「どっか行って」とか言ってくるよ~笑」
・・・昨年聞いていたときは、順調なペースで行けるようになったと思ってたけど、2学期も行けない日が続いたりしたそう。楽しそうな声掛け、私も以前はしてたけど、最近は無理させない、傷つけないことに気を取られすぎていたかもしれない。
友人C(教師)の話。
「低学年だと親に学校へ行かせようという気持ちがないと、子どもからはまず行かないよ。学校が全てじゃないけど、学校へ行かせたい気持ちがあるなら、慣れも必要だから、教室へ入れなくても、学校へ行くっていうことや、学校の雰囲気に慣れた方がいい。」
「勉強は確かにいつでも追いつけるけど、せっかく学校へ行けるようになっても、授業についていけないと、またつまらなくて学校へ行きたくなくなるから、算数だけは学校にペースに合わせてついていっておいた方がいいよ。」
・・・確かに、うちの場合は私に行かせる気がないと、娘から行くようになるとは思えない。娘の気持ちに寄り添っているだけで、私はどうしたいかをはっきりさせていなかった。
勉強も、すぐ追いつけるから子どものペースに合わせてでいいかなーとのんびり考えていたけど、学校へ行くように促すなら、学校のペースに合わせておかないと!
登校を促そうと決めた一番の理由。
学校へ行きたくない理由がいじめとか、先生が絶対嫌とかであれば学校以外の選択へ切り替えるけど、娘の場合はそうではない。理由ははっきりしていない。先生や友達を信頼できるようになったり、慣れれば行けるようになるかもしれない。
近くのフリースクールは調べた。娘は私と離れたくないタイプなので、フリースクールだとしても、しばらく付き添いが必要になるし、この先ずっと送迎は必要になる。そして思っていたよりお金がかかる。
今はフリースクールにお金と労力をかけるより、とりあえず1年生の間は、楽しんで行けるよう娘のペースを守って声掛けしてみよう。2年生になったらどうするかは、またそのときの状況で決めよう。
9月はわりと私も引きこもっていたので、久々に友人や学校の先生と会って話して、私が元気をもらった。やっぱり「人と会う」ってとても大事!学校へ行けば、担任の先生や保健室の先生に会って、少しでも話すことで元気がもらえる。娘も色んな人と触れ合ってほしい。これが登校を促そうと決めた一番の理由。
そう決めて、翌週から声をかけてみることにした。
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