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読む時間がなくなるなんて、聞いてない。
納屋文庫という屋号で本屋(っぽいもの)をはじめてから、丸2年が経過した。
とはいえ、週末だけしか開けていないので実店舗の営業経験としてはバイエル初級程度といったところ。
しかも営業時間は土曜日15:00-18:00、日曜日は13:00-18:00のみで、お客様にとっては決して芳しくない開き状況でも、ふらりと立ち寄ってくださるかたがいることについては、もはや令和の奇跡というべきだろうか。
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この土日については、店主(父)と店員(息子の私)は開店時間の少し前にお店に到着、まずは本を片手にこだわりの深煎り珈琲を淹れて楽しみ、ご常連が来られたら談笑を繰り広げながら自由気ままに店舗運営を行っている…わけがあるまい。
現状では、納屋文庫を『本屋』と名乗ることについて、あまりにおこがましく恐縮なのだが、そういわないと話がすすまないので一応『本屋』としておきますが。
(先日などはいまだにお釣りが足りないという珍事も発生。おそらく令和五年の本屋業界では日本初。お客様がみなさん優しいのでなんとか解決しました。本当にありがとうございます。)
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「本屋』ってのは、どうやら忙しいらしい。
正直、オープンしてから気づきました。
店主も私も、書店員さんの経験などないので見よう見まね。
店舗づくりから仕入れ、在庫管理、販売、発送、告知、清掃に至るまで、知識と経験の不足から発生しているおぼつかなさが、手の遅さ、忙しさに拍車をかける。
オープンのずいぶん前にはお店に到着し、ジタバタと作業を積み上げているのに気づけばなんと!日が暮れている…というか週末が終わっている!アディオス!!
私(店員)は会社員であるため原則土日が休みなのだが、さっきプレミアムなフライデーナイトなはずだったのに、気づけばアフターサザエさん。
はい?
明日から仕事かよ?の毎週なのである。
しかも、店員(アタシ)には3名の育ち盛りキッズがおり、土日の店番はそこそこに、アッコにならぬ、店主におまかせの時間も多い。
いま思えば、本屋をやる前は週末は好き勝手に本を読んでいた。いまは本を読む時間を少し、失った。
でも、なんで週末が待ち遠しいのだろう…。
本屋としては、バイエルしか弾いてないよ?
そのあたりについては、また次回に。
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