B.LEAGUEに出会えた話。
2022年の10月。
ちょうどスラムダンクの映画が公開されると話題になっていたとき。
世代ではないが、兄が買った漫画が家にあったのでスラムダンクのことは大好きだったのだが、実際にバスケの試合を見たことがない私はスラムダンクの映画を見るために生のバスケを見に行こうと思った。
そして、ネットで調べてみると、どうやらちょうどB.LEAGUEという日本のバスケリーグが来週から開幕するということを知り、その時点で「もしかして、これは見ろという暗示なのでは?」なんてことを思いながらチケットを取った。
アルバルク東京vs群馬クレインサンダーズ。
初めて見た試合は忘れることができない。
正直、家から1番近い会場ってだけで選んだため選手のことは1人も知らなかった。
周りにバスケが好きな人もおらず、この日は1人で行った。
バスケの知識なんて、トラベリングのルールと3ポイントのシュートがあるくらい。
(漫画読んでたはずなのに、フリースローが1点ってことすら知らなかった。笑)
それでも2時間後、私はバスケの虜になっていた。
会場演出にこんなに力を入れているとは思わなかった。
バスケの試合のスピードに圧倒された。
シュートが決まって喜んでも、すぐに次のプレーが始まりまた喜ぶ。
そして、この日は最後までどっちが勝つかわからない試合展開でドキドキした。
第4Q残り13秒。
群馬のチームが3ポイントで逆転。
そんな最後だった。
最初はどっちのチームが好きなんてなかった。
でも、初めて見たたった1回の試合でアルバルクのとある選手が好きになり、最後の瞬間アルバルクの勝利を祈った。
(代々木の2階席だったので、背番号くらいしか分からず、後から調べたら小酒部選手ということがわかった。)
そんな試合をみた私は
「こんな漫画みたいなこと本当に起こるんだ…悔しい…アルバルクが勝ったところが見たい」
そんな気持ちだけを持って家に帰った。
そして、次見に行くチケットを取った。
今では毎週のように見に行っていて、周りの友達も誘い、私の生きる目的とまでいっていいほどのめり込んでいる。
あの日、急に見に行こうと思った私の判断は間違ってなかった。
私は、あの日の自分に感謝したい。
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