俺が愛したメモアプリ「Simplenote」のこと
俺は出先で文章を書くときにはiPhoneを使う。仕事のものでもそうでないものでも。なんならiPhoneだけで原稿を完成させることも珍しくない。ほとんどといってもよい。完成させた原稿はPCでフィックスさせる。
これとか。
これとか。
受験生の頃、家の中を歩き回りながら暗記ものをこなしていた名残か、歩いているときの方が脳のエンジンが駆動しやすい体になってしまっているようなのだ。
普段使っているメモアプリは「Simplenote」という。こうしたツール類に詳しくないが、俺にとってこれがとても使い心地がよかった。App Storeのレビューを見てみたところ星は4.5。世間的にも一定の評価を得ているといって差し支えない。
さて、普段の俺は(歩きスマホはよくないが……)外を歩きながら「Simplenote」を使って文章を書く。帰宅後に同期されたPC版の「Simplenote」から、「Just Right!」という別のアプリケーションに文章をコピペして調整。そして入稿。そんな流れだ。
「Simplenote」はいい。
何がいいか。
機能が絞られていて、その名の通りシンプルで、PCとの同期が自動で行われ、そして文字数のカウントが一瞬でできる。
求めている機能が必要最低限備わっているという適材適所感も気に入っているポイントの一つといえる。
だが、しかし、である。
ここのところ俺の「Simplenote」の挙動がよろしくない。
iPhoneで「Simplenote」に書いたファイルが時折消えてしまうのだ。アプリがバックグラウンドで削除(?)されているのか、アプリのバックアップ履歴から復元を試みても、その編集履歴自体が残っていない。俺のiPhoneが型落ちの古いモデルだからなのか、原因がまったく不明で、はてさてどうしたものか……と困っている。
というわけでメモアプリ難民になってしまっているのだ、俺は。
という文章も「Simplenote」で書いているのだが……。いやはや。