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常識が極端に狭い世界はなかなかアップデートできない~オザキな中学校の世界
3月初旬頃にテレビで報道されたこちらの記事
この理事長さんは、どうやら地元政治家の息子であるらしい。
そういえば…独身のときに入社3か月の試用期間で辞めさせていただいた(?)会社があったが、そちらも社長が某市長の息子。すり寄る怪しげな女性に言われるがままに畑違いの子会社を作ってみたり、社名をコロコロ変えてみたり、そして見事というくらいイエスマンしか残れない会社だったのだが、辞めて数年後に消滅している。
共通するのは、彼らの世界の異常なまでの狭さ。
その感覚だから【避難貴族】という信じられない言葉が出る。ウクライナの人たちがどういう背景で日本に来たかは全く関心なく、行政から補助がでる人たち、という感覚だったのだろう。インタビュー中何回も出た「それって常識でしょ」という言葉が引っかかった。
彼らは彼らの常識が世界共通だと信じて疑わない。
世界どころか、東京でさえ鼻で笑われるような常識を。
前述の職場は、『女性のパンツスーツは不可。女性は地味目なスカートを基調とした服装』という今だったら大炎上してもおかしくない暗黙ルールがあった。それって今どきちょっと古いよね、という感覚がなく従わない社員を糾弾する社風があった。
それに近いのかも、と思うのが長女の通う公立中である。
まさに井の中の蛙で、前橋のお人も、長女の先生の一部も(※気を付けたいのはこれが全部の先生じゃないが上の立場の先生が)周辺が時代が変わっているのに、変われない。変える気がないから。
長女の中学校は以前荒れていてどうしようもない学校だった。確かに10年前学校近くで制服のままタバコを吸っている子を見かけたことがある。普通に金髪プリン頭の子もいたこともある。その汚名を挽回するべく部活に力を入れ、精神的時間的に拘束しようとしたのは、わかる。
ただし、である。
入学してくる生徒たちはこの数年、実はそれほど荒れていない
つまり、荒れて「盗んだバイクで校庭を走り回り教室のガラスを割る尾崎豊」の時代はとっくに終焉している。それ親の学生時代やろ。今100円で缶コーヒー買えんやろ。(by15の夜)
いい加減学校も意識をアップデートして軸足を全体的な学力向上にシフトチェンジしたほうがより荒れないだろうと思うが、いわゆるBDK(部活大好き教師)の存在感が大きい学校でいつまでも「とりあえず授業は出来ればラッキー、部活をやりまくって大会で学校の名前売って、荒れた学校という汚名返上しないと!」の意識が抜けない。
先日小学校に来た存在感薄すぎる中学校長がアピールポイントがよほどないのか「うちは部活が活発で楽しい学校です!」とニコニコと言っていた。ブラック企業に限って「社員仲良く楽しい職場です!」とアピールするのと一緒で会社は仲良しクラブちゃう。部活によって先生の長時間労働が問題になり部活を外部委託しようという現代の潮流とは明らかに違う。
そしてこんなに部活に力を入れても在学中も卒業後も全国的にそのスポーツや吹奏楽でプロになったり高校大学で活躍する生徒はほぼ皆無だし、強豪高校に進学したという話もあまり聞いたことがないのが哀しすぎる。
大人や先生はいつまでも生徒を縛り付ける存在。
尾崎豊の息子さんがすでに大人になり、歌手で活躍しているというほど時代は流れているのに先生の意識は若い頃の尾崎モードなままである。
オザキが生きていたら、どう思うのかな。
どうしようもねぇな、と鼻で笑うだろうなあ。
なんといっても公立学校の先生であるので、校舎はそのまま存在しても先生は異動で変わっているだろうに何故あの校門に入ると昭和になっちゃうのか。40年購買コーナーにいるオバチャンの魔法だろうか?
なかなかマジックな学校である。
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